キミイロ恋愛模様

11.カンチガイ ページ12

七海が貴澄に告白した日から

２週間がたった、今日


私と七海は

海が見えるカフェにいる。


気まずい沈黙が10分間くらい続いた



最初に沈黙を破ったのは




七海だった


七「あのさ……」

貴「な、何？」

七海は
いつもと同じオレンジジュースを飲みながら
私に話しかけた


七「A、勘違いしてない？」

苦笑いしながら聞いてきた

貴「勘違いってなにが？」

七「だぁーかぁーらぁー！」

いきなり立ち上がって、少し大きな声を出した

周りのお客さんが私たちの方に向く。

七「あ、すみません！！！
だからね、わたし、貴澄くんと付き合ってないよ」

驚きと共に、少し嬉しいような

貴「え…、じゃあ、なんで、…キス…？」

七「はぁ!?あんた見てたの？」

また、大きな声を出した。
さっきと同じように、周りのお客さんが
私たちの方へ向く。

今度はふたりで立ちあがり
｢｢すみませんでした！！！！｣｣
と、あやまった。

七「あのキスは、続きの言葉を聞きたくなくて…」

貴「続きの言葉？？」

そう聞き返すと、七海は困ったような顔をして
俯いた。

七「私からは言わない。」

そう言って、立ちあがりレジに向かって歩き出した。





そのまま、七海と分かれ

自分の家に帰った。






帰ったあと

ずっとモヤモヤしていた。




"続きの言葉"ってなんだろ。

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