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「センニチコウ、というらしい。君によく似合う」
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鮮やかな桃色や白色の花束が
殺風景な丘の上によく映える
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「また来るよ」
.
.
そう彼が言うと柔らかい風が吹く
彼は笑いコートを整える
杖をひと振りすると彼は姿を消す
魔法とは便利なものだ
.
だが魔法は人には敵わない
人の気持ちには敵わない
.
誰もが恐れた魔法使いも
唯一敵わなかったのが愛だという
.
魔法が全てだと思っていた彼にとって
それを教えてくれたのは
間違いなく彼女であった
.
彼女のおかげで彼は今も彼のままいられるのだ
.
ーFin.ー
ーセンニチコウ 花言葉 変わらない愛情を永遠に
終わり
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作者名：メリーゴーランド | 作成日時：2023年10月20日 15時
