LOVE 32 ページ33
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小瀧に送られて家に帰ってきた私は、
なんだかそわそわして落ち着けなくて。
近くの公園に足を運んだ。
…ここ1週間、色んなことがありすぎて頭が整理出来てないねんなぁ…
誰もいない公園で1人、ベンチに座って、はぁ……とため息をつく。
……と、その時
神「あれ…？Aちゃん？」
目の前に、小さい男の子を連れた神山さんが居た。
神「どうしたん、こんな所で」
貴『あっと……ちょっと気晴らしに…』
神山さんこそどうしたんですか？と聞くと、
神「あぁ、いとこがどうしても公園で遊びたい言うて聞かんから、連れてきた。」
そう言って男の子を見る神山さん。
……この子は、神山さんのいとこか。
貴『可愛ええ……』
こんにちは、と声をかけると、少し恥ずかしそうに挨拶を返してくれた。
神「こいつ、人見知りやねん笑」
そして、「ほら、遊んどいで」と男の子に声をかけた神山さん。
すると、男の子は、ぱぁぁっと顔を明るくさせて滑り台に一目散に駆けていった。
貴『………素直ですね、子供って。』
神「Aちゃんもめっちゃ素直やけどな笑」
私の隣に座りながら、神山さんは爽やかに笑った。
貴『……全然、素直やないですよ…』
神「あれ、めっちゃ元気ないやん。」
貴『もう……頭の中で色んなことが渋滞しすぎて整理が出来ん状態なんですよ…』
神「…Aちゃんも大変やなぁ笑」
無邪気に遊ぶ男の子を見て、またため息をつく。
…私もあんな風に素直になれたらなぁ……
神「…えーっと……Aちゃんバイト辞めてんな。
……今日、初めて聞いたわ。」
なかなかこーへんから、心配したんやで
と、苦笑いする神山さん。
貴『店長、言うてなかったんですか……。
すみません、黙って辞めちゃって。』
神「ええよええよ、そんなん笑
大学受験の勉強で忙しいんやろ？しゃーないやん」
貴『まぁ、そうですけど……。
でも本当は、辞めなくても良かったんです。バイト。』
別に、時間に余裕が無いって訳じゃないし
勉強とバイトの両立だって出来るし
…そう言うと、神山さんは全てを見透かしたように微笑んだ。
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えりっぺ - 初めは切なくて胸がキュッてなったけど、藤井さんの気持ちに気付いた時から逆に胸がキュッてなりました！！ (2017年3月21日 6時) (
レス) id: 6410ca4306 (このIDを非表示/違反報告)
のーちゃむ。(プロフ) - エナジーmonkey☆彡さん» ありがとうございます！続編は、多分他の制作中の作品が終わったら書く予定です！ (2017年1月15日 11時) (レス) id: 9b616bac5d (このIDを非表示/違反報告)
のーちゃむ。(プロフ) - 結菜さん» ありがとうございます！ほんまですか！？めっちゃ嬉しいです（´；ω；｀） (2017年1月15日 11時) (レス) id: 9b616bac5d (このIDを非表示/違反報告)
エナジーmonkey☆彡(プロフ) - 続編みたいな…って思うくらい面白かったです！ (2017年1月15日 0時) (レス) id: f766f96ff8 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - 感動しました！最高です！！ (2017年1月14日 16時) (レス) id: 9b317aa2ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のーちゃむ。 | 作成日時：2016年12月29日 23時
