LOVE 26 ページ27
貴『はぁ…………藤井さん……』
優香「そんな藤井さんに会いたいんやったら、バイト辞めんかったら良かったのに」
貴『んー……だって藤井さんに迷惑かけるだけやもん…』
重「珍しく消極的やなぁ〜。」
貴『…私やって凹む時は凹むの。』
また、はぁ…とため息をついて机に突っ伏す。
…すると、丁度その時チャイムが鳴った。
重「あ、やべ。淳太に怒られる！」
優香「次じゅんじゅんの授業か〜」
…そう言いながら全く焦っていない２人は、呑気に自分の席へ戻っていった。
小「…なぁなぁ」
貴『んー…？』
しばらくして突然、隣の席の小瀧が、机に突っ伏す私に話しかけてきた。
小「この後さ、遊びに行こっ」
貴『………は？』
小「いや、新しく出来た雑貨屋さんあってさ。
もう、どーーーーしても行きたいねん！」
貴『……いや、一人で行きぃや』
小「えぇっ！？ええやんええやん行こーやぁ…」
ゆさゆさと突っ伏す私を揺する小瀧。
……脳震盪起こすから辞めて…
貴『あー…分かった分かった！分かったから揺するな！』
小「えっ！？ほんまに！？」
私がバッと顔を上げてそう答えると、
顔をぱぁぁあっと明るくさせて私を見た小瀧。
……少し
本当にすこーーーーしだけ、
子犬みたいで可愛いな、なんて思ったり。
小「えっ！めっちゃ楽しみや！」
早く放課後ならんかな〜♪、と隣で嬉しそうにニコニコする小瀧。
…その姿は、やっぱり尻尾を振って喜ぶ子犬とそっくりだ。
貴『…トイプードル……』
小「……トイプードル？？」
貴『…や、なんでもない』
私が誤魔化すと、「変なの」と笑った小瀧。
……うん。トイプードルだ。
小「Aちゃん、俺とお揃いの何か買う？♡」
貴『…や、お断りします』
小「ちぇーっ」
こんなテンション低い私と行っても面白くないだろうに。
……なんて思ってしまう私はやっぱり可愛くない。
小「んふふ笑」
貴『…何、気持ち悪い』
小「気持ち悪いは酷ない！？」←
……この誘いが、小瀧の優しさだと気付くのはもう少し後の話。
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えりっぺ - 初めは切なくて胸がキュッてなったけど、藤井さんの気持ちに気付いた時から逆に胸がキュッてなりました！！ (2017年3月21日 6時) (
レス) id: 6410ca4306 (このIDを非表示/違反報告)
のーちゃむ。(プロフ) - エナジーmonkey☆彡さん» ありがとうございます！続編は、多分他の制作中の作品が終わったら書く予定です！ (2017年1月15日 11時) (レス) id: 9b616bac5d (このIDを非表示/違反報告)
のーちゃむ。(プロフ) - 結菜さん» ありがとうございます！ほんまですか！？めっちゃ嬉しいです（´；ω；｀） (2017年1月15日 11時) (レス) id: 9b616bac5d (このIDを非表示/違反報告)
エナジーmonkey☆彡(プロフ) - 続編みたいな…って思うくらい面白かったです！ (2017年1月15日 0時) (レス) id: f766f96ff8 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - 感動しました！最高です！！ (2017年1月14日 16時) (レス) id: 9b317aa2ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のーちゃむ。 | 作成日時：2016年12月29日 23時
