10 ページ10
.
「あ、私の家ここだから……」
そう言って、自分の家の前で立ち止まる。
レトくんは「そうなんや！」と私の家を見つめていた。なんだか照れくさい。
キヨは「じゃー帰ろうよ」とレトくんに話し掛けていた。
まるで私とレトくんをくっ付けさせたくないみたいに。
そんなキヨを睨み付けながらも、レトくんに「じゃあね」と笑顔を見せた。
「A、バイバイ！ また夜メールしよ？」
「うん、バイバイレトくん！」
キヨには挨拶をせずそう言った。
しかし、キヨはなんの反応も見せない。当たり前である。
まぁ、私もキヨからそんな反応をされても何とも思わないと思うし。
「……じゃあな」
「え？」
しかし。
そのまま家に入ろうと思ったその時、キヨがそんな事を言ったのだ。
一緒に帰った事がないから当たり前かもしれないけれど、キヨから「じゃあな」なんて言われた事がない。
「何で驚いてんだよ」
「ごめんごめん、じゃあね」
そう言うと、キヨは何も言わずにレトくんの隣に並んだ。
キヨってよく分からない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 79人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
松木(プロフ) - zzzさん» 楽しく読ませて頂いているなんて！ とっても嬉しいです（≧∇≦） これからも、無理のない程度に更新頑張ります！！ (2018年4月11日 22時) (
レス) id: 06a9187ae1 (このIDを非表示/違反報告)
zzz(プロフ) - はじめまして。とても先が気になる作品で楽しく読ませて頂いています！無理の無い程度に更新頑張って下さい…！ (2018年4月11日 21時) (レス) id: fc62d48464 (このIDを非表示/違反報告)
松木(プロフ) - みかんぷらねっとさん» ま、まぁ夢主ちゃんだけに恋愛に夢見てるんですよ((← (2018年4月7日 11時) (レス) id: 06a9187ae1 (このIDを非表示/違反報告)
みかんぷらねっと(プロフ) - 気付け、夢主 (2018年4月7日 0時) (レス) id: efdc29cd63 (このIDを非表示/違反報告)
松木(プロフ) - 鳩ポッポさん» コメント有難うございます！！入り込みやすいだなんて、めっちゃ嬉しいです！これからも頑張ります！ (2018年4月3日 22時) (レス) id: 06a9187ae1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：松木 | 作成日時：2018年3月30日 14時
