【実l況l者】迷子のレトさん、見つけました。【rtrt】 (ページ12)

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「え、……？」
「信じられないよ、そりゃ。だけど、信じるしかないじゃん。レトさんのスマホを持ってたっていうのも説明がつくし、辻褄が合う。」

キヨがそう言うと、Aはホッと安堵した。信用できは人は、一人でも多く増やしておきたいのだ。

「んー、じゃあ、取り敢えずうっしー達にもそう伝えといて……、あ、レトさんと会わせてくれたり、する？」

キヨが下を向いてそう言った。
普段、こういう事は言わないからなのだろうか、Aは照れている様にも見えた。

「いいですよ、心配してるんですよね、……」

そう言って、Aは自分の家をキヨに案内する。その間、喋る話題が無くなり困ってしまう。

「そう言えば、あんた、レトさんのファンなんだっけ？」
「そう、です！」
「おお、マジか。って事は、俺も知ってるんだ？」
「はい、コラボ動画を見させてもらった時に」

そう言って笑うと、「そ」と、素っ気ない返事を返された。まあ、それも仕方ない、とAは心の中で呟いた。