美女と美男……という野獣 (ページ6)

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Bell 6 ページ6

あなたside

しばらくお話ししながら車を走らせること数分。

あっという間にお店に着いた。

優美｢わーい!!焼肉!!焼肉～!!｣

優吾｢こいつ……馬鹿だ。｣

優美｢聞こえてるんですけど。てか、早く行こ!!｣

私は、優吾の腕をグイグイ引っ張る。

優吾｢はいはい。笑………あ。｣

優美｢ん？どうしたの………て、は？｣

は？嘘嘘、なんでいんの？

私の目線の先には、大我含めるあいつらの姿。

向こうも私たちに気づいたのか……

大我｢あ。優美じゃん!!｣

優美｢げ。｣

運が悪いのか良いのか、大我に声を掛けられた。

大我｢なんだよ。げって!!｣

優美｢そりゃ、嫌でしょ。あんたに見つけられたら。｣

大我｢はぁ?!俺だって、見つけようと思って見つけた訳じゃねーよ!!｣

優美｢じゃあ、なんで声掛けるの。｣

大我｢視界に入ったからだろ!!それに、声掛けなかったらなんか変じゃん!!｣

優美｢別に、変じゃないでしょ。｣

大我｢ちぇ……声なんか掛けなければよかったよ!｣

優美｢私だって!!｣

いつものように口論する、私たち。

ああ、なんで素直になれないんだろう。

心は、あなたの事を想っているのに。

なぜいつも、喧嘩ばかりするんだろう?

優吾｢はいはい。ストップ。｣

優美｢優吾……｣

優吾｢どうせなら、お前らも一緒に飯食うか?｣

慎太郎｢やった!!髙地の奢り!!｣

優吾｢なんでだよ!!｣

なんて言いながら、私たちは店内へ。