Bell 14 ページ14
あなたside
大我｢………遅刻。｣
私の元にやってきて第一声がこれ。
優美｢あー………ごめん。｣
これ、一応、心からの謝罪だよ。
大我｢……お前、マジで言ってねーだろ。｣
優美｢いや、言ってる。｣
これ、今、真顔ね。←
大我｢…………はぁー……行くぞ。｣
優美｢え、どこに？｣
質問を無視され、代わりに手を繋がれた。
………ごめん、訂正。
手を引かれた。
優美｢………ちょ、大我!!｣
いや、別にスニーカーだからいいんだけどさ。
行く先くらい、教えてほしいよね。
すると、電車に乗る。
優美｢ちょ、ちょ、大我ってば!!｣
電車に乗り込んで、私は大我に問う。
優美｢どこ行くの？教えて。｣
大我｢…………内緒。｣
窓の外を見つめ、そう言う大我。
まあ、その横顔が綺麗だからすごく見惚れているけど←
これ以上言っても、教えてくれなさそうだから、質問はやめた。
質問はね。
優美｢ね、大我。｣
大我｢何？｣
優美｢寝不足。｣
大我｢ん、だから？｣
こちらを見る大我。
優美｢眠い。｣
大我｢……？ん？｣
優美｢寝ていい？｣
大我｢………｣
腕時計を見る大我。
大我｢ああ、いいよ。｣
優美｢……ありがと。おやすみ。｣
私は、大我の肩にぎこちなく頭を置いた。
数秒もたたずに私は夢の中へ。
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作者名：のん | 作成日時：2016年12月6日 0時
