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Bell 1 ページ1
大我side
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ある冬の日……
俺の秘密の場所に迷い込んできた女がいた。
その女は、明るい茶髪に、
同じ色をした綺麗な瞳。
深紅色の唇。
陶器のように白い肌。
首元には、綺麗な薔薇のネックレスがつけられていた。
彼女は、俺を見た瞬間
目を見開いた。
まあ、そうだろうな。
この時、俺は冬なのに
薄着をして、
木の上に寝そべっていたのだから。
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あれから、半年が過ぎただろうか。
変わらず隣にいる、女は出逢ったときのようにおしとやかではなかった。
むしろ、逆のタイプだな。
毎日会っては、喧嘩ばかり。
どうして、こうも俺達は喧嘩ばかりするのか………
それに………
自分の気持ちを素直に言えない俺は臆病者だ。
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作者名：のん | 作成日時：2016年12月6日 0時
