数学科の重岡です。【S.Daiki】

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｢ここでxにこの数値を代入して〜｣






次の日、教卓にはいつも通りの重岡先生の姿





｢…｣





｢なんやねん、お前が授業中静かやと気持ち悪いねんけど｣





と後ろから紙くずとともに罵声がふってくる





｢女の子には色々あるんですー｣





｢普通の女の子に謝ってください〜｣





｢しばくぞてめぇこら｣






と言い合いをする

流星なりに何かを察して気を使ってくれたのだろうか。




なんとなく重岡先生の視線を感じたので点数落とされる前に静かにした





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｢で、なにがあったん｣





｢え？｣



授業が終わって休み時間に入ると流星が話しかけてきた


｢どーせ重岡先生絡みやろ？



…顔死んでんで｣





と少しバツが悪そうに話す流星






｢あぁーー、いや大したことでもないんやけどなぁ…｣





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｢…まぁ、そりゃあの先生はお前よりも年上やし、


何より教師やからなぁ｣





｢なんかそれがしんどいねんなぁ、




…あともう少し早く生まれてればっ、｣





｢いやそれやったら出会ってなかったやろ｣





｢委員長〜！｣





と後ろから声をかけてきたのは神ちゃん





｢おっ、神ちゃん！｣




｢Tシャツのやつできたでぇ！


見てみて！｣




と持ってきてくれたデザイン案を見ると




｢…わぁ、｣



｢どお！？｣





黒ベースの何かのLIVETシャツ見たいなデザイン




…一言で言おう。





｢神ちゃん、すごい｣




｢真顔でゆうなや照れるやんけ笑｣




と恥ずかしそうに笑う神ちゃん






｢多分これで全然ええと思う！



重岡先生に提出頼むね！｣




｢それがな、さっき重岡先生に見せに行ってんけどな？｣




｢おん？｣




｢重岡先生見た瞬間うぉおお！！言うてめっちゃええわ！言うてくれてんけどな、




１回委員長に見せに行ってー！言われてきてんけど｣






｢なにそれ笑｣






｢委員長に学級日誌と一緒に提出しにこいゆうといてーって言うてた｣



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