最愛の妹へ 2【K.Fuma】

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バサバサっという音とともに写真が出てきた







「わぁ、」






そこには私が小さい頃の写真が沢山あった






言ってもママが生きてる頃までだからそんなに多くはないけど







「懐かし…」






私がしょーもないところで転けて泣きわめいた日のこと






ケーキの蝋燭の火を興味本位で触ってママにぶちギレられたこと






家族旅行にいったこと








どれも大切な思い出だ。







でも気がかりなのは







「…お兄ちゃんの写真がない…？」





確かに家族旅行も私の誕生日もなにもかも、この頃はお兄ちゃんがいたはず。






なのに1枚も見つからないなんて







「…おか…しい？よね」





無我夢中で写真を探した






でも見つかったのはまた違うものだった






「…風磨先輩の、写真？」







そしてもう1枚重なってあった写真を見ると








「…ぁ」






写真には私とお兄ちゃんのツーショット。




そして裏にはお母さんの直筆で何かが書かれていた








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