最愛の妹へ 2【K.Fuma】

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部活に行くこともなく

幽霊部員になってすうじつがたった。




風磨先輩とはあれから会ってない。





会いたい。少なからず風磨先輩にそういう感情が沸くようになった







「まあ、私が1人抜けたところで、だよね。」






そう言い聞かせて、部屋の片付けをした






気分が向いたのでパパの書斎も。





あまり入るなと言われてきたけど、私ももう大人だ。




そんなこと思いながら書斎の扉を開けた






久々にじっくりとこの部屋を見た気がする





「さて、何から行こうかな」





そういって本棚のホコリを取ることにした






棚の上のホコリを取ろうと必死に背伸びをする







「…んー、椅子持ってこよ」








椅子を使ってなんとか届くようにはなったけど








「…何かある」






そういって1枚の写真を拾った







「…ま、ま」






久しぶりに見たママの写真だった







真っ白な花束を胸に抱え、幸せそうに微笑む彼女は

まさに綺麗という言葉が合っていた







「ママ…」







懐かしさとさみしさを織り交ぜながら作業を進める







どうして見えないところにママの写真があったのか





パパはどんな思いで過ごしてきたのだろう







本棚にアルバムらしきものがあったので引き抜いてみることにした





この決断は、良かったのか、悪かったのか、わからないけど。



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