最愛の妹へ 2【K.Fuma】

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「A」






帰り道、大好きな声が私を呼び止めた





「風磨先輩！」






軽く走って先輩に駆け寄った








「どうかしました？」







「今日、暇？」






突然のお誘いに戸惑い、

何事だろうと頭をフル回転させる







「暇です…けど？」






「どーせお前の親父いねーんだろ。






…どこか出かけよ。っていうあれなんだけど」








ドキッと胸がなった






ひさしぶりのお兄ちゃんと遊べるということに






胸がたかなった







「行きます！」





風磨先輩は少し微笑んで

「なら良かった」









と言って私の前を歩く







「どこ行きたい？」



と聞かれたので風磨先輩にお任せすることにした







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その辺のファーストフード店に入った






私はりんごジュース、お兄ちゃんはサイダー




私の飲み物はお兄ちゃんセレクト。



「やっぱわかってますね(笑)」








「まーね」







と視線を外される







「なぁ」







風磨先輩の声が1段階低くなった気がした






この声は、私の大好きな、風磨先輩が真面目な時の声だ







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