最愛の妹へ 2【K.Fuma】

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さっきデコピンされて地味にジンジンするデコを抑えながら







私は授業中どうするべきかということを考えていた、








んーと思わず声を出してしまい隣の席の子に？を浮かべられる









まあ、結局集中できるわけもなく
考えがまとまらないまま昼休みが来た








誰ともご飯を食べる気にはならなくて

お弁当を持って屋上へ向かった






ガチャッと扉を開けると青空が広がっていた





「…きれー。」






と一言つぶやき無意識にスマホのシャッターを切るほどだった。






数歩進み後ろを振り返ると、そこには1番会いたかった人がいた








「…ぁ」







消え入りそうな声で驚きを声に出した






端っこで仰向けになって寝る風磨先輩はどことなく浮かない雰囲気を出している




でも、話しかけるチャンスはもう二度とないんだろう。








「風磨先輩っ！」







スっと目を開ける風磨先輩





と同時に風磨先輩に馬乗りになって風磨先輩の手をしっかりと捕まえた








「なにしてんのお前」








「…だって逃げると思ったんで」








無言の風磨先輩。





その目は呆れる、と言うよりやっぱり後ろめたさを感じた









「…要件をどうぞ」






「…風磨先輩は…私の…お兄ちゃん…ですか？」







無言のまま私を見つめる


きっとどうやって話を逸らすか、私を黙らせるかと考えてるんだろう





「…」

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