episode161 ページ45
ゆうくんと和解した日からずっと望くんは朝家の前で待っている。
なんかほんとに怖くなってきた…。
もうかれこれ１週間たったがずっと待ってる。
もちろん…帰りも。
朝起きてカーテンを開けるとやっぱりそこにはいた。
「やっぱり…」
今日はちゃんと言わないと。
ドアを開けて外に出た。
望「あっ…！Aちゃんおはよ！」
「あ、うん。おはよ」
望「あれ？なんでまだ部屋着なの？」
「今日寝坊したから…遅刻していくことになったから先行って？」
望「…ん？待ってる」
え…怖い。
なんなの…？
「いや…成績とかにも反映しちゃうから先行って」
望「いや…いいよ」
もうはっきり言わないと。
「め、迷惑なの！！」
望「…え？」
「友達と帰りたくても…帰らせてもらえない！！なんで望くんに縛られないといけないの！？」
望「なんで？だって俺だって帰りたいし」
「もう嫌なの！！やめて！」
望「…あっそ」
ならいいよって言って望くんは学校へと向かっていった。
「…やった、やってやった！」
今日からやっとりなと遊べる。
急いで支度をして学校へ向かった。
。
。
。
その日の放課後…
「りなー！今日遊ぼ？」
り「え？大丈夫なの？なんだっけ…のぞむとかいうやつ。」
「大丈夫なの！」
り「そっか！ならマクドいこーよ！」
「行くー！」
。
。
。
マックについて適当に頼んで席についた。
り「ほんとにあいつなんなの？」
「あいつ？」
り「望だよ！」
「朝も待ち伏せされてるし…なんか怖いんだよね」
り「もうそれストーカーだよね」
「でもね…今日ははっきり言ってやったの。」
り「うん」
「そしたらあっそって言って帰ってった。」
り「んー…あいつはここで引き下がるとはおもえない。」
「え？」
り「あいつには注意しなきゃだめだよ？」
「うん…」
なんやかんやでお開きになって帰っていた。
なんか…
さっきからつけられてる気がする…。
足音が近い…。
後ろを振り返ると…
「…っ！！」
そこには望くんがいた。
「なっ…！望くん！」
望「あーバレちゃった」
「やめてよ！怖いじゃんっ」
望「ﾌｯ」
鼻で笑って帰っていく。
ほんとに怖いんだけど…。
望くんには注意しなきゃ…。
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作者名：かずみ | 作者ホームページ：http://kazumidaikilove415
作成日時：2017年11月19日 17時
