episode132 ページ16
〜りなSide〜
A…ごめん。
酔っぱらったフリなんてして…。
近くに手越くんがいたから…。
普通でなんて居られなかった。
?「酔っぱらったフリってバレるよ?そんなんじゃさ…」
「…へ?」
「手越くん…。」
なんで手越くん…
手「勘違いすんなよ?俺お前に言いたい事あんの」
言いたい事…
手「お前はさ…自分のこと可愛いと思ってんの?」
「え…?思ってなんか…」
手「じゃあなんでこんなとこ来たんだよ」
「それは…」
新たに好きな人を作るため…。
手「どーせ、新しく好きな人でも作ろうと思ったんだろ?」
「っ!」
手「Aしっかり見てみろよ。あの顔だからここにいれんだよ。」
手「ジャニーズの彼女みんな綺麗な顔してんだよ」
「分かってる…」
Aの横にいて比べられることなんて日常茶飯事。
「私は可愛くないもんね。」
手「そう。お前にはここにいる必要性はないんだって。」
どういうこと…?可愛くないのとここにいるのは関係なくない?
手越くんはため息をついた
手「わかんねーかな?お前は場違いってこと。早く気づけよ…恥ずかしくないのかよ」
そんなに言わなくたって…。
「そうだね…帰るねっ」
そう言って立ち去ろうとした。
すると後ろから手を引かれた。
?「それは困る…」
「えっ…?」
「増田さん…?」
増「手越、もういいだろ…やめてあげろよ」
手「まっすー?止める必要ないでしょ?」
増「だめなの。Aこの子いないとだめだから」
あっそ。って言うと手越くんはどこかへいった。
「迷惑かけてごめんなさい」
増「いや…いいよ。Aはもう来る?」
「多分…?」
助けてくれた…増田さんが。
なんか心がぽかぽかしてくる…。
そのあと他愛のない話をしていた。
増「…なんか耳についてるよ?」
そう言って増田さんは私の耳に触れた。
「ひゃぁんっ…」
パッと増田さんは手を引っ込めた。
増「…えっ」
カァッと赤くなってくのがわかった。
「あの…耳が弱くって…」
増「あー…じゃあAと同じだ。」
分かってる…分かってるの。
Aの彼氏だから…
だけど心がチクってした。
でもその気持ちに気づきたくなくて…駆け出した。
A…ごめんね。
私…好きな人できたよ…。
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作者名:かずみ | 作者ホームページ:http://kazumidaikilove415
作成日時:2017年11月19日 17時