私の扱いが雑な件について (ページ7)

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6.ナイスサーブ！ページ7

『ブフッ、ひ、日向ナイスサーブ！』

１セット目。

青城マッチポイントで回ってきた日向のサーブ

笛の音にビビりながら打ったサーブは綺麗に王様の後頭部へ

こみ上げる笑いを我慢しながら「ナイス後頭部！」と叫べば「黙ってような」と菅原さんに頭を撫でられる

２セット目

休憩中に王様と田中さんが日向に言葉を掛け変人コンビの復活

あのヤバイ速攻をもう一度見たらまた鳥肌が立った

『このまま行けば勝てるかなとかー思うんだけど
王様の意見は？』

タイムアウト中、ドリンクを飲んでいる王様に話しかける

影「油断はダメだ。多分だけど向こうのセッター
正セッターじゃねぇ」

『ですよねー。』

北川第一出身者の多数が進学する青城
思い出すのは茶髪頭のチャラ男

「キャァァ！！及川さ～ん！！」

体育館に響く女子の黄色い声援

及「ヤッホ～トビオちゃん久しぶり～、おがったね～。
元気に王様してる？」

ピースをしながら王様に話しかけるチャラ男
噂をすればとはこのことだな。

うん、見つかる前に隠れよう

近くにいた田中さんの後ろに急いで隠れる

及「え！？ちょっと！もしかして、Aちゃん！？」

驚いた顔をして私を見るチャラ男こと及川徹

及「酷いよAちゃん！俺に行く高校も教えないでさ！」

田「お前、あのチャラ男と知り合いか？」

『いえ、赤の他人です』

及「ちょっと！Aちゃん、俺達知り合いだよね！？」

.....チャラ男の女好きなんてクソ兄貴以外私は知りません