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集中* ページ38

健二郎 side

一回寝ただけでここまで色気は出るのか。
ただいまAの家でパソコンカチャッてます。
仕事中でもAを側に置きたくて
あぐらかいてる上にAを半無理矢理座らせる。

A「まだおわんない??」
健二郎「んー」

自分でAを乗せたくせにそれが
仕事の妨げになる。
ちょうど鼻にあたるAの後頭部の香りが
仕事をするな、と言う。
Aの肩に顎をのせて頬と頬を引っ付ける。
またその頬が…スベスベで。

A「ひっつき虫かw」
健二郎「そーですぅ」
A「そんなんならはやく仕事終わらせてよ」
健二郎「今頑張ってるからw」

パソコンのキーボードに置いている俺の手の上に
手を重ねるA。

A「…」
健二郎「だーーーっ!もうちょっとやから!待って!」
A「んー」

少し悩んで体制を変えるA。
向かい合わせになるように座りだした。
いやそれはそれで…ちょうど当る…//

A「ん、健ちゃんのにおい」
健二郎「…はいはい」

集中集中…
耳元ですんすんと鼻の音を鳴らしながら
匂いを嗅ぐAなんか無視…

A「んー…」

この数日でAはだいぶ大胆になった。
俺の首に腕をまわす。
密着する体が…

健二郎「お、おわった…//」
A「よっしゃーーっ!」
健二郎「うおっ!」

ばたんっと俺の体を押し倒すA。
そして勢い良く俺の唇を塞ぐ。

健二郎「……っ」

ダメだ。スイッチ入った。
俺の上に跨るAを床に倒して
今度は俺がAの唇を塞ぐ。
潤んだ瞳で俺だけを見つめている。
首筋、鎖骨…とどんどん唇を下に移動させる。

A「ん…//」

眉をよせたA。口を手で押さえている。
その手を床に押し付けて動けないようにする。

A「健ちゃ…」
健二郎「好き」
A「ん//」
健二郎「好きーーっ!!」
A「や、わかった…から//」
健二郎「だから抱いていい?」
A「え、え、//」
健二郎「最近お前色気やばいねん、ホンマに!なんなん!!ムラムラしまくってんねんもー…」
A「え、そう?//」
健二郎「普通に会話してても脳内がもー…PinkPinkで…」
A「ただ単に健ちゃんが変態なだけやろ!!w」

この状態でよくそんな普通の会話できるな。
感心する。

健二郎「いーや、お前のせい。せやから責任とって」
A「え、ムリムリムリムリ…//」

拒否権なんかない。
俺こそ我慢はムリ。
これ以上我慢したら爆発して
Aのことを壊してしまう。

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作者名:相川優羅 | 作成日時:2017年2月12日 21時

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