突然の告白* ページ28
健二郎 side
A「ねー、重い」
健二郎「フリやろ?」
A「ぐぇっ!死ぬー重いー」
只今Aちゃんへの意地悪実行中。
ソファに座るAちゃんに
ほぼほぼ体重かたよってます。
健二郎「なんかえーなー」
A「良くないわ!!重いー!」
健二郎「お家デートっぽい」
A「女の子みたいなことゆわんといてやw」
健二郎「えー」
なんとなくテレビの音が邪魔になった。
消してもええかな。
Aちゃんもテレビ見てないし‥
Aちゃんの顔を見ると、
なぜか頬が赤らんでいた。
健二郎「…」
A「あ、なんか言おうとした?」
健二郎「え、ううん。テレビ消してええ?」
A「おん」
ピッ、と言いながらテレビのスイッチを
消すAちゃんは無邪気に見えた。
健二郎「………なぁ」
A「んーー?」
好きって言いたい。
心から伝えたいと思った。
でも出会って間もない。
良いのか、健二郎。
A「なにw」
健二郎「………き」
A「えー?」
ぼそっと言ってみたけど思った以上に
緊張することに気付いた。
でも緊張してもいいから言いたい。
健二郎「好き!!」
ちらっとAちゃんの表情を伺う。
照れてるかな、呆れてるかな…
Aちゃんは驚いていた。
A「私?」
健二郎「ん……//」
みるみるうちにAちゃんの顔は
真っ赤になっていく。
A「え!待って待って//」
健二郎「待つ!」
A「えっと、えっと、私は…健くんのこと好きなんかなぁ?//」
健二郎「え……」
好きじゃない……振られたってことか。
一人悲しく落ち込んでいると
慌てたようにAちゃんは口を開いた。
A「あ、あの、ちゃうねんで??……私はね、健くんと一緒におったら落ち着いて…なんかドキドキするんやけど……好きなんかなぁ?って//」
健二郎「ほ?」
A「うわーっ!// なんかその辺の男友達よりも健くんは接しやすいと言うか…一緒に居たいなって思うって言うか…」
健二郎「それ、俺のこと好きなんやん」
A「わーーっ!!//」
健二郎「付き合おっか」
A「ぎゃーーーっ!!この人軽いー!!芸能人なのに恋人とかええん??」
健二郎「恋愛くらいさせてよ」
A「え、え、えっと、よろしくお願いします………?//」
健二郎「ん、よろしく。彼女」
A「よろしく彼氏…//」
思わずぎゅーっと抱きしめる。
ビクッとしたAちゃんはすぐに
大人しく腕の中に収まった。
A「久しぶりや、こんなん」
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作者名:相川優羅 | 作成日時:2017年2月12日 21時