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コイバナ* ページ22

A side

急に休んだから会社の人は
みんな心配してくれている。

課長「大丈夫か〜?」
A「私は大丈夫なんです…」

さて、なんていいわけしよう。
『用事ができて』だとザックリすぎる。
『家族が〜〜で』だと嘘になる。
『彼氏が〜』もしくは『友人が〜』だと
まだバッチリ合っていない。

A「え、っと……知り合いが体調を崩してしまって…私しか面倒見れなかったんです。」
課長「おお、なんだ。じゃあお大事に、と」
A「そうなんです」

溜まった仕事頑張れ、と言われて
私は気合を入れる。
仕事はバリバリ出来るタイプだ。
自分のデスクにつくと後ろから声をかけられる。

れん「おつかれー。」
A「いや今来たばっかだし。」
れん「頑張ってんねー。」
A「だからまだなんもしてないってw」
らら「おはー。のあまだ来てないの?」
A「ん。」
らら「てかれん久しぶりだねー」
れん「お互い仕事の量やばかったからなw」
A「あー、それは言えてる。」

だって健くんに会うために頑張ったもん。
すごく疲れが溜まった。

ゆう「お、れん居た」
れん「居ますぅ」
かず「うっす」
らら「うるさいの増えたー」
のあ「やっほ!!おはよ!」
A「のあ。くまできてる。またそのまま来たの?」
のあ「あは、バレちゃった?ちゃんと昨日帰ろうとしたんだけど…」
かず「またイチャコラしてんのかw」
のあ「付き合ってませんー」
ゆう「うわ、俺そーゆーの無理かも」
のあ「今朝別れたんですー」
A「魔性の女だわ」
らら「男もよってくるわな」
れん「女よってこねぇかなー」

なぜか人が集まる私のデスクの周り。
そのおかげで仕事は全く進まない。
れんはイスに座ったまま滑らせて来たから
楽かもしれないけどその他の人は
みんな立ったままお喋り。

らら「あ、そーそ。Aやっと男出来そうなんだよね♡」
のあ「忘れてた!昨日は一日中楽しんだんでしょ?♡」
A「え、違うし!!///」
かず「マジで!??」

ららとのあの声によって同じ空間にいる
人の視線を浴びることになる。
私は自分でもわかるくらいに顔立ちがいい。
ぶりっ子だとかそーゆーんじゃない。
母親からの遺伝と努力によるものだ。
ただ整形だけはしていない。
だから違う課の男もたまに見にくるし
声もかけられたりする。
男説が出ると真っ先に反応するのはかずだった。

れん「おーー。俺も女探そ」
ゆう「その辺のおねーさん捕まえとけば?w」
A「うるさいなぁ」

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作者名:相川優羅 | 作成日時:2017年2月12日 21時

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