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自己紹介3* ページ15

A side

香水か……
健くんに言われて意識する。
今まで匂いなんか気にしなかったけど
男の人って気にするのかな。
歴代の男も気にしてたのかな。

健二郎「でも香水つけずにええ匂いってポイント高いで〜」
A「??」

女としてのポイントかな??
それは喜んでいいのかな??

健二郎「甘いもん好きってゆーんも女の子っぽいよなぁ」
A「あ、でもムースは苦手。生クリームも苦手。」
健二郎「えw 生クリームってスイーツの代表やんw」
A「んー…でもなんか苦手」

ムースは小さい時にゼリーやプリンみたいな
感じだと思って食べてみて
全然予想と違ったから苦手になった。
生クリームは甘すぎるから苦手。

A「あとチョコレートはブラック派」
健二郎「甘すぎんの苦手なんや??」
A「そーそー。前ブラック食べてから赤いやつ?赤いガーナ食べたら甘すぎて鼻血出そうになった」
健二郎「大人の味になったんやなw」
A「うん」
健二郎「コーヒーは??」
A「コーヒーはミルクと砂糖大量に入れても飲めない」
健二郎「苦すぎんのは嫌なんやw」
A「まだまだ子供ですw」

私の難しい好みを聞いてうんうんと
真面目に覚えようとしてくれる健くんの
優しさに少し惹かれた。

健二郎「他はなんか細かい好みあるー?w」
A「んー……徐々に発見してくださいw」
健二郎「観察するわ」

じーーーっと私を見る健くん。
真剣に見つめられるから目を逸らせない。

A「//」
健二郎「……きれーな髪の毛やなぁ」
A「え?w」
健二郎「俺髪フェチなんかな…どうしよ」
A「なにそれw」
健二郎「んー…まぁ観察続けまぁす」
A「は、はいw」

再び私を見つめる健くん。
今度は最初から視線を斜め下に逸らした。

健二郎「色白いなぁ…」

私の手を見て言う健くん。

A「あー…中学生くらいの時に同級生の女の子が私のこと黒いって言ったのね?それでトラウマ?コンプレックス?になっちゃって…」
健二郎「頑張ったんやなぁ」
A「ん…//」

褒められたような気がして照れる。

健二郎「他は…」
A「えっ、まだ探すの!?w」
健二郎「うん」
A「…じゃあ私も探す!!」
健二郎「恥ずかしw」

お互いに見つめ合う。
周りから見たら変な人たちだろう。

A「あ、前テレビで見た時は前髪あげてたけど今日はおろしてるね?」
健二郎「あー、せやな」
A「私はおろしてる方が好き」

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作者名:相川優羅 | 作成日時:2017年2月12日 21時

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