越前vs伊武 ページ45
※地区予選は少し流し気味で行きます。
ご了承ください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「これに勝てば、優勝か」
そして、コートに立つのは……
リョーマ……。
「これを勝てば優勝だ!決めてこい、越前!」
大石先輩が叫ぶ。
頑張れ、リョーマ。
ヒュッパンッ
「おー!いきなりいったー!」
「「ツイストサーブ!」」
堀尾、カツオ、カチローが言った。
バンッ
「ねぇ、審判の人、コールまだ?」
「あ、15-0!」
審判の人が急いでコールをする。
「やるねぇ、うちのおチビちゃん。奇襲作戦で会場の空気を自分のものにしちゃったよ」
菊丸先輩が面白そうに見ている。
ポンポン
リョーマはボールをついてまたサーブをする。
「彼、いつも冷静でいいね」
不二先輩が言う。
「少しは緊張してみてもいいのにねぇ……」
菊丸先輩がからかうように言った。
「そんなに簡単には緊張しませんよ」
「芹沢?」
大石先輩が不思議そうに見る。
「リョーマは、フリーのシングルスとはいえ、何度もいろんな大会の決勝を経験してきてますから」
「なるほどね」
不二先輩はやっぱり面白い。と言った。
「君さぁ、まだ何か隠し持ってるよね?
……何か、違和感があるだよね…」
「あたり……
じゃあ、そろそろ小手調はやめて、本気出そうか。お互いに……」
「サウスポー?」
「だって、ツイストを右利きのあんたの顔にぶつけるには、俺も右で打たなきゃね
でも結構はやく見破ったよね。やるじゃん」
「あやつ、本当に親父そっくりだね」」
試合を見ていると、ふと、竜崎先生が言った。
「え、知ってるんですか?越前の父親」
大石先輩が不思議そうに聞いた。
「ああ、あいつの父親は元プロだ」
おじさん、強いもんなぁ。
「元プロですって!?一体、どんな選手だったんですか?やっぱり、今の越前みたいに攻めのテニスだったんですか?」
あ、知らなかったんだ。
「攻めのテニス…ねぇ……あやつの辞書に、凌ぐなんて文字はなかったよ。
まさに天衣無縫。天性の才能とスピードとパワー。そしてなにより、人並み外れた吸収力」
確かに、ヤバイな……。
「そんなにすごい選手だったんですかぁ……」
「10年に1人。いや、それ以上の逸材だと思ったね」
あんな人、そうそういないもんなぁ……。
そして、リョーマがリードして、チェンジコートとなった。
しかし、この試合の山場はこの後だった……。
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ひかり - とっても面白いですね♪これから更新頑張ってください! (2016年5月29日 18時) (レス) id: a64c18af38 (このIDを非表示/違反報告)
MOON(プロフ) - なってあげてください笑喜ぶと思います笑 (2015年8月21日 22時) (レス) id: d17a147922 (このIDを非表示/違反報告)
MOON(プロフ) - 初めてのコメントありがとうございます!他の作品はもう少し前からコメントをくださっていた分、面白くないのかと自信をなくし、作品を消すことを考えていたので、とても嬉しかったです! (2015年8月21日 22時) (レス) id: d17a147922 (このIDを非表示/違反報告)
chielLOVE☆ - 後私友達1号になりたいです!(この小説の!) (2015年8月21日 22時) (レス) id: 5862614d99 (このIDを非表示/違反報告)
chielLOVE☆ - とっても面白いですね!これから更新がんばってください (2015年8月21日 22時) (レス) id: 5862614d99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Secret Moon x他2人 | 作成日時:2015年8月13日 23時