越前リョーマの幼なじみは天才少女!?

帰りましょ ページ40

「お待たせ」


「リョーマ!お疲れさま!」


「桃先輩が先帰っとけだって」


「?そっか、じゃ、行こ?」


「ん」


「海堂先輩との試合、どうだった?」


「まあまあ」


「そっかー」


「どうだったの?」

私に聞くの?


「んー、あれは、経験の差だと思うよ。あと、相手の策を見抜くまでの速さだね。

その部分では、すごかったと思う。
ただ、ほんとにかけたね。あんなの、当たんなかったら危なかったよ」


「まあ、当たったからいいんじゃない?」


「もぅー」

適当すぎるのよねぇ……


「あ、そうだ。今日も付き合ってよ」


「夕飯の片付けした後でね」


「はいはい」

今日は、物分かりいいなー


「明日、勝ちなよ?」


「負けると思うわけ?」


「リョーマは、勝つでしょ?」


「あんたはどう思うの?」


「勝つ」


「なら、勝つんじゃない?」

リョーマも、そう思うわけね……。


「うん」

がんばれ、リョーマ。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「リョーマー!やろー!」


「ん」


「今日は、練習でいいでしょ?」


「ああ」


「よし!いっくよー」

パンッ


「こんなんじゃ、練習になんないんだけど?」


「あのねぇ、私はリョーマと違って今日初めて打ったの!1球くらい許してよ」


「はいはい」


「もっかいいくよ!」

私たちはそのまま打ち続けた。

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