越前vs海堂 ページ36
「リョーマくん、すごいね。レギュラーの先輩相手に普通に返してるよ」
1年生が感心したように言った。
いや、全然だよ。
まだ本気出してないじゃん。
お互いに……。
リョーマ、そろそろいかないとキツくなるよ…
「あ!あれ!」
ん?
「マムシのやろう、さすがに出しやがったか」
へぇ〜
「先輩、あれってなんなんですか?」
カツオが聞く。
「あ?あぁ、あれはマムシのスネイクだよ」
「「「スネイク?」」」
スネイク……ねぇ。
「あ!でもすごい、リョーマくん!返してるよ!」
……バカ。
「また返した!すごいすごい!」
「あんなにコースギリギリなのにどんどん返っていく!」
リョーマ……
「あーあ、越前のやつ、完全にマムシの罠に嵌ったな」
「「「罠?」」」
おぉ、息ピッタリ☆
「リョーマのこと、もっとよく見てみて」
「あ、リョーマくん、汗かいてるよ!」
「そっか、あんなにコースギリギリをずっと走らされてたから、体力が……」
「反対に、海堂先輩は少しもかいてない!」
あれ?
おかしいな……リョーマ……?
………………!!
そういうこと、ね。
「ははは!」
私は思わず笑った。
「どうした?芹沢、急に」
「桃先輩、勝負、つきました」
「あ?越前が勝つの、諦めたか?」
「そんなわけないです。リョーマは勝ちます」
私はニヤリと笑った。
「どういうこと?芹沢さん」
「もっとよーく見てみて、リョーマが返しているボール」
「リョーマくん、すごく深いところに返してるよ!」
「ほんとだ!」
「そう、だからそろそろ先輩も……」
「ねぇ、先輩もすごい汗だね。そろそろその上着脱いだら?」
「これは、経験の差、かな」
リョーマはきっとここにいる誰よりもテニスをしてきた。
そんなあなたが負けるはずない。
「ねぇ、スネイクってさ、バギー、ホイップ、ショットの、こと、だよ、ね!」
パンッ!
「越前のやつ、スネイクを打ちやがった」
「リョーマくん、スネイク打てるの!?」
「ちがうよ。あれは即興でやってみただけよ」
「やっぱ、これ結構難しいね。偶然さっき読んでた雑誌にやり方載ってて、実物見たからやってみたけど、やっぱリーチないとキツイや」
「おいおい、とんでもねーな」
フッ、やるじゃん。
リョーマ、
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ひかり - とっても面白いですね♪これから更新頑張ってください！ (2016年5月29日 18時) (
レス) id: a64c18af38 (このIDを非表示/違反報告)
MOON(プロフ) - なってあげてください笑喜ぶと思います笑 (2015年8月21日 22時) (レス) id: d17a147922 (このIDを非表示/違反報告)
MOON(プロフ) - 初めてのコメントありがとうございます!他の作品はもう少し前からコメントをくださっていた分、面白くないのかと自信をなくし、作品を消すことを考えていたので、とても嬉しかったです! (2015年8月21日 22時) (レス) id: d17a147922 (このIDを非表示/違反報告)
chielLOVE☆ - 後私友達1号になりたいです！（この小説の！） (2015年8月21日 22時) (レス) id: 5862614d99 (このIDを非表示/違反報告)
chielLOVE☆ - とっても面白いですね！これから更新がんばってください (2015年8月21日 22時) (レス) id: 5862614d99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Secret Moon x他2人 | 作成日時：2015年8月13日 23時
