越前リョーマの幼なじみは天才少女!?

青学名物! ページ32

それから、練習を続け……今日から青学名物?をやるらしい……内容は、知らないけど……。



「青学名物の行事ってなんなんですか?」


「あぁ、そろそろ始まるよ」

いや、先生。

内容を教えてくださいよ……。


「ん?なに、あの人だかり」


「あぁ、あそこに貼ってるんだよ」


「なにがですか?」


「見に行けばわかるよ」


「……?」

教えては、くれないのね。

いいもん、見にいこー


「これ、なに?」


「あ、芹沢!」

桃先輩が声をかけてくれた。


「あ、これなんなんですか?」


「越前から聞いてねーのかよ」


「何も聞いてませんけど…」


「まぁ、あいつも初めてだしな」


「……?」

頭にはてなを浮かべる。


「校内ランキング戦だよ」


「校内ランキング戦?」


「あぁ、月に1度、次の試合のために校内でランキングをつけるんだ。そして、その上位8人がその大会のレギュラーってわけ」

そう、解説してくれる。


ふーん……

「でも、1年生の名前なくないですか?」


「あぁ、基本、1年は出られねーんだよ」


「あれ?でも……」


「あぁ、部長も越前の実力は認めてるってことだな」

そう、そのブロックの表にはリョーマの名前があった。


「桃先輩はブロック違うんですね」


「残念だよなぁ〜マムシは同じみたいだけどな」


ほんとだ……。

リョーマのブロックのレギュラーは乾先輩と海堂先輩か……。


「お前、俺たちと試合やっただろ?どうだ」


「なにがですか?」


「越前よりもお前の方が予想しやすいだろ、あいつの順位」


「よく言いますよ、本気出してなかったくせして」

私はフッと笑った。


「気づいてたのか?」


「当たり前ですよ」

あれで気づかないの、ただのバカ。


「リョーマは、勝ちますよ」


「あ?」


「予想順位、1位です」


「へぇ〜」

リョーマは、負けない。

負けるはず、ない。

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