越前リョーマの幼なじみは天才少女!?

やっと…… ページ3

「……お前、マネージャーになんの?」

キョトンとした桃城先輩が言った。


「はい」


「よろしくな!」


「よろしくお願いします」

私たちは握手を交わした。


しばらく、そうして話していた。

「ここだぜ」


「広いですね」


「まあな!」

自慢げに言った。

テニスコートではたくさんの人が打っている。


「あ、手塚部長!」

桃城先輩が手塚先輩らしき人を呼んだ。


「ありがとうございました、桃城先輩」


「桃ちゃんでいいって」

……桃ちゃん?


「じゃあ、桃先輩で」


「おう!じゃあまた明日な!」


「はい!」

そう言って桃先輩は走って行った。


「すまなかったな。行けなくて」

近づいてきた手塚先輩は申し訳なさそうに言った。


「いえ、練習の時間を割いてしまってすいませんでした」


「いや、問題ない。あとで、みんなに紹介する。いいか?」


「はい」


「そういえば、竜崎先生に聞いたんだが……」


「はい?」


「越前と知り合いのようだな」


「はい……あ、私だからやろうと思ったわけじゃ……!」


「わかっている。部内恋愛は禁止でもないし、先生からの話を聞いている限りそんな人でもないというのも、君のテニスの実力もわかっている。

だから、頼むぞ」


「はい!」

信用されてるんだ。

頑張らなくちゃ……!


「久々に、会ってきたらどうだ?」


「リョーマにですか?」


「ああ」


「……はい!」

私は笑顔で返事をした。

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