特別な日4 ページ4
遅めの夕飯を終えた私と昌磨は2人でソファに座ってテレビを見ていた。というか、昌磨はほぼケータイいじってるのだけど。
でもそんな普通の恋人同士ならごく当たり前な事が今はとても幸せだった。
隣には昌磨がいる。それが本当に幸せ。
「しょーまー?」
『なにー?』
ケータイから一切目を逸らさずに空返事。
「やっと2人で寝れるね?」
『そーだねー』
「嬉しい?」
『別に普通〜』
普通って...それが1番傷付くわ!
相変わらずケータイばっかり見ちゃってさ!
さっきの可愛かった昌磨はどこいったの!?
私は凄く嬉しいのに...
『僕は寝れたらそれでいいし』
「昌磨、そこは嘘でもいいから嬉しいって言って(笑)」
『だって言わなくても分かるじゃん?Aは。』
いきなり昌磨が私の方に大勢を変えて言った。
昌磨の瞳の中にはちゃんと私が映ってる。
「もっとさ、そういうことちゃんと伝えてほしい。たまには///」
私が少し照れながら言うと、昌磨は微笑みながらでもやっぱり少し恥ずかしそうにして
『A待っててくれてありがとう。これからはまた一緒だよ』
と抱きしめながら言うから、たまに本当にこの人はあの天然宇野昌磨なのか?って疑いたくなる。
少し小柄な見た目からは想像出来ないけど、抱きしめる力は私よりもやっぱり強くて男なんだと感じる。
「昌磨、今日だけは私にかまってほしいです///」
『今日だけ、特別にね』
そう言いながらぎこちなく私にキスをする。
慣れていない口付けの仕方が私にだけこうしてくれるんだと嬉しくなる。
恥ずかしい本音もわがままも昌磨の事が大好きだから言える。
そんな本音に照れながらも応えようとしてくれる昌磨の優しさが次第に深くなる口付けと共に体中に流れていった。
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あきぽん(プロフ) - ゃんゃんさん» 嬉しいコメントありがとうございます。 (2018年4月3日 11時) (レス) id: 5f064eef17 (このIDを非表示/違反報告)
ゃんゃん - 宇野くんの特徴を掴んでる!って感じですね^^ (2018年4月3日 0時) (レス) id: 3747216fb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あきぽん | 作成日時:2018年4月2日 21時