ななばん ページ8
中也視点
書斎にて。
カタカタとパソコンのキーボードを動かす手が、時折止まる。
その原因を作っているのは、矢張り木実だった。
木実はソファーに座っていたり、ジュースを飲んだりしているのだが、時折俺の方を見てニコニコとしてくるのだ。
それを見ないわけないだろ←
コンコンと、扉にノックが入る。
「中原幹部、資料を持ってまいりました」と部下が扉越しに言ってきたため、入室許可を出さねばならない。
この入室許可が面倒くさい。
勝手に入ってくればいいのに。
貴『ぅ…いたぃッ』
中「どうかしたか?木実」
貴『眼にゴミが入っちゃって。いたい』
木実に「取ってやるから、こっち来い」と言うと、ペタペタと効果音のつきそうな歩き方で俺のところまでくる。
可愛い←
ただひたすらに可愛い←
木実を抱き上げて、膝に乗せる。
軽い。
凄く、凄く軽い。
木実の顎に手を添えて、少し上を向かせる。
手で擦りそうになっていたため、「擦るな」と言った。
あっ、そう言えば入室許可。
中「そこにまだいるんだろ?入っていいぞ」
そんなことを言ってから、木実の方を向く。
ガチャッと音がなりつつ、「失礼します」と声がした。
黒1「中原幹部、お手を煩わせt……。失礼しましたァァ!!」←
急に言葉を切ってから、部下の黒服は逃げるように走っていった。
外の方で転んだようなドサッと言う音が聞こえた。
ゴミを取ってやると、『ありがとう!ちゅーや』と言って、最高の笑顔を俺に向けてきた。
中「天使かよ」←
貴『テンシ?』
キョトンとして木実は首を傾げる。
やめてくれ、本気でやめてくれ。
可愛すぎて吐血する。
と言うか、可愛すぎて語彙力が……。
▼▲▼▲▼▲▼▲
語彙力は木実ちゃんが可愛すぎて消滅しました(・∀・)
終わり ログインすれば
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sayakafujino30(プロフ) - 面白いです。更新、頑張ってください。応援してます! (2017年9月15日 20時) (レス) id: 814578199b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:自動販売機−10cm=俺 | 作成日時:2017年5月27日 18時