#3.I'm ashamed to be known(知られるのが恥ずかしい) ページ4
太宰視点
「おはよー」と言って、人当たりのいい笑顔を見せる私に、皆は多様な返事をするけれど、それは皆同じ意味だ。
この笑顔はとても表情筋が疲れる。
けれども、もう何年も続けているものだから、この笑顔を作る行為に慣れてしまったよ。
◆ ◆ ◆
国「太宰、資料室の整理をしてくれ。今日の貴様の仕事はソレだ」
黒いバインダーを渡されてそう言われたのは、昼過ぎで、昼食を食べ終わったあとだった。
私は外に出るふりをするけれど、皆がいなくなってからコッソリ戻って、デスクで彼女の作ったお弁当を食べる。
なんでコッソリするのかと言うと、恥ずかしいからだ。
全裸で町中を歩けと言われた方がまだ心が落ち着く。
何よりも、私の彼女の存在を誰かに余り知られたくない。
こう言った嫉妬心や恋心を知られるのが恥ずかしいから、私はコッソリするのだ。
でも、乱歩さん辺りにはバレてるだろうけど。
太「え〜。国木田くんってば鬼畜だなァ。私に1人でやれって言うのかい?」
国「そうじゃない。敦と共にするのだ。それに、俺は鬼畜なんかではない」
敦くんの方を見ると、確かに私と同じバインダーを持っていた。
資料室にはダンボールの山があったり、資料の棚があったりするから、彼女が仕事をしたら棚にぶつかって資料を散蒔いたり、ダンボールの山を崩したりして、下敷きになってそうだな。
そんなことを思ったからかな。
少しクスリと笑ってしまった。
#4.I can see Once you painful it(したら分かるよ、辛いこと)→←#2.Always kiss(いつものキス)
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作者名:もるな | 作成日時:2017年9月2日 4時