心の傷 ページ38
Abe side
.
とある日のオフ 、
Aとショッピングに行った
帰りのことだった。
「んふっ、」
阿「よかったねぇ、可愛いのあって」
「(ありがと！)」
阿「ふふっ、どういたしまして。」
買ってあげた洋服が 入ってる袋を
嬉しそうに、ちらちら見るA。
こんな風にしてくれたら、
いくらでも 買ってあげちゃうよね笑
ふたりで ご機嫌で歩いてたんだけど、
突然、Aの足が止まる。
阿「ん？どした？」
「っ...」
呆然と立ち尽くして、
一点を じっと見つめるA。
阿「Aー？」
目線を追って、
道沿いのレストランに目を向けると、
阿「えっ...」
テラスで食事をしていたのは、
Aのお母さんだった。
.
それも、テーブルの向かいには男性、
膝には、
.
..赤ちゃんを抱いて。
.
阿「A 、行こう」
固まっていたAが、
目に涙を溜めて、小さく震え出す。
手を引くけど、一向に動こうとしなくて。
阿「A？行くよ、」
半ば 強引に、肩を抱き寄せて、
その場を去った。
.
.
阿「ただいま」
照「おかえり、...A ？」
家に入ると 、
みんな一瞬で Aの異変に気がついて、
心配そうに こっちを見てるけど、
あえて、どうしたのとは
聞かずにいてくれる。
事情を話すあいだ、
Aは その場に いない方がいいだろうし、
いまは きっと、
ひとりになりたいかな と思った俺は、
Aをつれて、バスルームに直行する。
.
阿「A ？
お湯 入ってるから、温まっておいで？」
「っ..、」
また 泣きそうになるのを堪えるように、
下唇を噛んで 俯くA。
阿「あがったら、呼んでね？」
Aが、こくんと頷いたのを確認して、
バスルームを後にした。
どんな言葉をかけてあげれば良いか
わからなかった俺は、
頭を撫でることしか、できなかった。
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ところてん - 心がほっこりした！こんな優しいお兄ちゃん達がいたら良いなと思った！ (2022年4月18日 16時) (
レス) @page41 id: 357c2b6fe5 (このIDを非表示/違反報告)
もぷこ(プロフ) - 初めまして！パスワード教えて頂きたいです。宜しくお願い致します。 (2021年3月10日 21時) (レス) id: 837879fbcf (このIDを非表示/違反報告)
mikarin(プロフ) - 初めまして！パスワード教えて欲しいです！よろしくお願いします！ (2021年3月10日 20時) (レス) id: 159fbcf93b (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - jさん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いします^ ^ (2021年3月10日 17時) (レス) id: 1b957a7a62 (このIDを非表示/違反報告)
j(プロフ) - このお話、大好きです。続き楽しみにしてます！ (2021年2月25日 10時) (レス) id: 58dabea572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るん | 作成日時：2021年1月17日 1時
