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ryota side
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ラ「え!康二、Aちゃんと寝たの!?
いいな〜」
康「ええやろ〜?」
朝、いっしょに起きてきた二人。
昨日の夜、早くに寝た 康二の部屋を覗くと、
康二に、ぴたっと
くっついて眠る Aがいた。
舘「A、おはよ?」
まだ 眠そうに、目を擦るAは、
"おはよう"の代わりに、俺の手を 両手で握る。
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深「A〜
康二 ご飯食べてるから、
眠いなら、こっちおいで?笑」
それからというもの、
康二が 顔を洗ったり、歯磨きをしたり、
なにをするにも
康二の後ろを、ついて回るA。
康二が 朝食を食べてる時は、
背中と椅子の間に座って、二度寝してたり、
いまも、スマホをいじる康二の
足の間に 座ってる。
俺らは、この時点で、
康二になんかあるんだろうなと 気がつく。
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Aは 声が出せないから、
言葉でのコミュニケーションが
普通より、少ない。
だけど、過去に 辛い思いを
たくさんしてきた分、
だれよりも、人の 心の変化に
気が付ける子 だった。
普通 言われなきゃ 気がつけないような、
メンバーの不安や緊張を、
Aは いつもすぐに感じとって、
寄り添ってくれる。
なにを言うわけでもなく、
ただ そばにいてくれるAの存在に、
何度も 助けてもらってきた。
メンバーには 話しにくいことも、
Aになら 話せるってこともあって、
そんな時は、
ただ 静かに話を聞いて、頷いてくれた。
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康「Aちゃん、そんな見つめんといて?
恥ずかしなるわあ笑」
康「Aちゃん ずっと引っ付いてるから、
体 ほっかほかやわ」
いつも通りに見える 康二だけど 、
よく見れば、
顔が疲れてるように感じる。
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撮影の時間が 被ってた俺は、
楽屋で、康二と 二人きりになった。
舘「康二ごめん、気がつかなくて。
大丈夫 ?」
康「いや、
こっちこそ、なんかごめんな...」
舘「俺で良かったら、話 聞くよ」
康「...実はな、」
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Aがいなかったら、
いまみたいな スノーマンは
ないんじゃないかって、思うほど。
俺たちがAを 支えているように見えて、
俺たちが 助けられることも、
実はすごい たくさんあるんだ。
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ところてん - 心がほっこりした!こんな優しいお兄ちゃん達がいたら良いなと思った! (2022年4月18日 16時) (レス) @page41 id: 357c2b6fe5 (このIDを非表示/違反報告)
もぷこ(プロフ) - 初めまして!パスワード教えて頂きたいです。宜しくお願い致します。 (2021年3月10日 21時) (レス) id: 837879fbcf (このIDを非表示/違反報告)
mikarin(プロフ) - 初めまして!パスワード教えて欲しいです!よろしくお願いします! (2021年3月10日 20時) (レス) id: 159fbcf93b (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - jさん» 嬉しいコメントありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします^ ^ (2021年3月10日 17時) (レス) id: 1b957a7a62 (このIDを非表示/違反報告)
j(プロフ) - このお話、大好きです。続き楽しみにしてます! (2021年2月25日 10時) (レス) id: 58dabea572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るん | 作成日時:2021年1月17日 1時