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Hikaru side
.
あれから、先に眠くなったのは
ラウールのほうで。
話し相手が、隣ですやすやと
寝始めちゃった Aは、
仰向けで、自分の手を いじいじ。
他のみんなももう、寝るムードだから
Aも ちょっかいだすことなく、
ぼーっとしてる。
.
照「A、おいで？」
名前を呼ばれて、俺が起きてることに
気がついた Aは、
みんなを 起こさないように、
そっとこっちに 来た。
照「ねむくないの？」
自分の 布団の中にAを入れて
そう聞くと、うんって頷いたけど、
もう 眠そうな顔してますよ？お嬢さん。
.
照「よく 頑張ったなぁ、
しんどかったね」
ふわふわな髪の毛を、そっと撫でる。
だれよりも 寂しがり屋で、怖がりなのに
よく 頑張ってくれたよ、ほんとに。
けど 今回の入院は、
康二と目黒とラウールもいたから、
だれも お見舞いに行けない日
ってのがなくて、
それだけは、よかったかな。
.
３人が一緒に住むってなった時は、
正直、少し不安もあった。
もしかしたら Aがまた、
不安定になっちゃうんじゃないかって。
けど ３人とも本当に、
親身にAに 向き合ってくれて、
Aのペースを 理解して、
ゆっくり距離を、縮めていってくれた。
それになにより、
Aが 楽しそうに笑うことが、
もっと 増えた気がする。
だから いまでは、
９人で暮らすことになって
正解だったなって、ほんとに思ってる。
.
「んっ、」
照「ん？あぁ、ごめんごめん 」
そんなこと ぐるぐると頭の中で
考えてて、気がつくと
Aが不思議そうに、こっちを見てた。
「(だ..じょぶ、？)」
照「うん、Aが元気になって、
よかったなって。」
「んふっ、」
眠そうに、ぐしぐしと目を擦る
Aの手を 握った。
.
当たり前の日常が、
Aにとっては、当たり前じゃない。
照「おやすみ、A 」
こうやって
となりにいてくれることが 、
本当に 幸せなことなんだなって、
改めて 思えた、退院した日の夜。
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ところてん - 心がほっこりした！こんな優しいお兄ちゃん達がいたら良いなと思った！ (2022年4月18日 16時) (
レス) @page41 id: 357c2b6fe5 (このIDを非表示/違反報告)
もぷこ(プロフ) - 初めまして！パスワード教えて頂きたいです。宜しくお願い致します。 (2021年3月10日 21時) (レス) id: 837879fbcf (このIDを非表示/違反報告)
mikarin(プロフ) - 初めまして！パスワード教えて欲しいです！よろしくお願いします！ (2021年3月10日 20時) (レス) id: 159fbcf93b (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - jさん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いします^ ^ (2021年3月10日 17時) (レス) id: 1b957a7a62 (このIDを非表示/違反報告)
j(プロフ) - このお話、大好きです。続き楽しみにしてます！ (2021年2月25日 10時) (レス) id: 58dabea572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るん | 作成日時：2021年1月17日 1時
