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A side
.
ままにとって 、私は
いらない子 だってことなんて、
ずっと むかしから 、
小さい頃から、わかってた 。
なのに 心のどこかで 、
もしかしたら ままが
待ってるんじゃないかって
まだ、 信じてる自分がいたんだ。
小学生の頃、みんなは家に帰って
家族で おいしい夕食を食べるけど 、
私はいつも ひとりぼっちで
ままの帰りを 待ってた。
たまに テーブルには 、
コンビニのお菓子が 用意されていた。
.
夜 、しょっぴーに
ままの おにぎりの話をした 。
ほかの人に話したのは、はじめてだった 。
途端に ままに 、あいたくなって 、
気がついたら 、
しょっぴーのベッドを 抜け出して、
病院の外に 出てた 。
.
家までの道を 、ひたすら走る。
どこにも 行っていないでほしい、
家にいてほしい 、
とにかく、ままに 会いたかった 。
.
「まま ！」
「...A ？どうして...」
「だれ？
てか待って、ままって なに ？
お前 、子供 いたの ？」
「..うん 、まぁ 。
高校の時に、できた子 」
家について 、ドアを開けると
ままと 、しらない男の人がいた 。
男の人は 、私を見て 固まってる 。
そうしたら 、
ままが ゆっくり こっちに歩いて来て 、
冷たい目で、私を見つめた。
.
「お金は 、いくらでも あげるから 。
...お願いだから、もう帰ってこないで 」
.
本当は 、最初からわかってたんだ 。
ままが 私のこと 、
待ってるはずないって。
けど 、真っ向から言われると、
あらためて 現実を 思い知らされる。
わかりきっていた はずなのに、
息が苦しくなって 、涙が溢れた 。
.
そのとき、
心臓が 大きくドクン と
脈を打つのが 、わかった 。
.
その記憶を 最後に 、
私は、意識を 失った 。
.
.
翔「...A っ ！
...生田先生 ！A 、起きそう ！」
どこからか 、
しょっぴーの声が 聞こえる。
目を覚ますと、
そこは 病院のベッドだった。
そして 私は 、
.
「(しょっ...ぴ....、)」
声を 失っていた 。
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ところてん - 心がほっこりした！こんな優しいお兄ちゃん達がいたら良いなと思った！ (2022年4月18日 16時) (
レス) @page41 id: 357c2b6fe5 (このIDを非表示/違反報告)
もぷこ(プロフ) - 初めまして！パスワード教えて頂きたいです。宜しくお願い致します。 (2021年3月10日 21時) (レス) id: 837879fbcf (このIDを非表示/違反報告)
mikarin(プロフ) - 初めまして！パスワード教えて欲しいです！よろしくお願いします！ (2021年3月10日 20時) (レス) id: 159fbcf93b (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - jさん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いします^ ^ (2021年3月10日 17時) (レス) id: 1b957a7a62 (このIDを非表示/違反報告)
j(プロフ) - このお話、大好きです。続き楽しみにしてます！ (2021年2月25日 10時) (レス) id: 58dabea572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るん | 作成日時：2021年1月17日 1時
