とある大型犬とそのマスター (ページ36)

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you side

「お…ぃA……おき……起きろ！！」

「はっ!チェスンチョルがミンギュを食べちゃう!!」

「何それㅋㅋㅋㅋㅋ」

「はっ…夢か」

今日は前から、撮りだめていた写真の編集をしようと決めていた日

だったのだが、それは突然送られてきたミンギュからの連絡によって叶うことはなかった

今度の日曜日空いてませんか(・・・・・・・・・・・・・)

ふ〜ん、SEVENTEENは来週の日曜日オフなんだぁ

じゃなくて！これって会いませんか？的なことだよね？

正直に言うと、とっても嬉しいし

心のなかではガッツポーズを決めていたが

さて、どう返信すればいいものか…

相手はアイドルだぞ

嬉しくても良いことと悪いことがある…

考えるんだ…考えるんだA…

こんな感じで考えていたらいつの間にか寝ていたらしい(エナに起こされた)

先ほどまでの空は青かったのに今はもう赤く染まりはじめている

「ねぇA、なに考えているの？」

「いっいや？ナンデモないヨ！！」

「急にカタコトになってる…なんか怪しいね」

もの思いにふけていたら突然エナから話しかけられた

実はというかエナにはミンギュと連絡先を交換したことは言っていない

別に信頼していないとかではないが、こういうことをベラベラと人に話してしまうのはだめな気がして

でもエナは結構第六感？が鋭いからいつかバレてしまいそうではある…

どうやってこの場を切り抜けようか悶々と考えていると

突然エナが話し始めた

「Aが何か悩んでいるのはすぐにわかるよ
とりあえずやってみないとさ、

後悔するよ」

始めはおちゃらけたように話していたが最後の言葉にはとても重みを感じた

今の自分を見抜いているかのような話に驚きつつも彼女の話にはどこか説得力があるように思える

「うん、ありがとう」

話すだけ話して部屋を去ったエナに聞こえないだろうけどぼそっと感謝の言葉をこぼし

私は改めて自分のスマホを手に取りキムミンギュを開き文字を打ち始めた

A来週の日曜日、受けて立つ!!!!

若干、いや、変な返し方だとは思うが私にとって戦いのようなものになるだろうから…いいや

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