頼りない天使…2 (ページ10)

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腕枕ページ10

2人で寝ても広すぎるほどのベットに
僕が先に仰向けで横になり
左腕を伸ばした

Aが伸ばした腕に
タオルケットをかけ

「なんか…ド○○キしちゃうね」

ベットの上○○り
僕の方を向きながら体を倒し

そしてゆっくりと
腕に頭をのせた。

「///初…腕枕だぁ//」

Aのハニカム声が
すぐそこに聞こえる

僕は天井を見たまま

「僕も…初めてだよ。腕枕するの…」

「そーなんだぁ//あっ…重くない？」

「平気。全然重たくないよ」

「///なんか…柔らかくて…あったかい気がする」

横目で
そーーーっと隣を見ると
嬉しそうに笑うAの顔が見えた

すぐそばに
好きな人がいる
すぐそばに
触れられるとこに

はあああ……触りたい。
大好きなAに触ってみたい。

でもダメだ
触っちゃダメだ

んーーー＞＜
でも触ってみたい。

天井を見たまま葛藤していたら

「あ//ちょっと。ごめんね」

Aがベットを離れた。
どうやらトイレに行ったらしい。

僕は無意識に息を止めていたのだろうか？
大きく深呼吸して息を整えながら
「うわああああああ」
とベットの上を転がった。

あれ？なんかここ。。

そう。
あれ？と思ったところは
さっきまで
Aが寝ていた場所

Aのぬくもりなんだろう
そこはまだ温かく

そして

なんかここだけ
すごくいい匂いがする！！！！

ん？
でもこの匂い。
どこかで嗅いだことのあるような……

は？！！
あの匂いだ！！
僕がプレゼントした！
香り玉の匂い！！

いや。
でも微妙に違う。

え？もしかして
これがAの匂い？？！！

はあああああ。
なんていい匂いなんだろう///

初めて知ったAの匂い。
僕はベットのシーツやタオルケットを
夢中になって嗅いだ
手足をバダバタさせ
鼻をクンクンしながら嗅いだ

「グク？何してるの？」

Aの声で我に返った。

「あ、いや。その…ここからいい匂いがしたから…」
「いい匂いがしたった…そこ…私の寝てたところだよね？」

「あ…いや。あの……」
「グク？」

「ごめんA！匂いを嗅いでたら、Aを抱きしめてる気分になっちゃって＞＜そう思ったら止まらなくなっちゃって……」

「僕のこと…嫌いになった？」