頼りない天使…2 (ページ4)

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マフィンページ4

それから僕たちのデートコースは
人目につかないところ。

楽屋、レッスン室、宿舎
この３つが定番になっていった

、

僕たち防弾少年団は
2月の日本公演に向けて
レッスン室にこもる事が多くなった

ダンスレッスンが一通り終わり
休憩時間に入った頃

コンコン。

「おじゃましまーす」

開けたドアからちょこんと顔を出し
中の様子を伺うA

僕はそーっと壁側からドアへ近づき……

「わっ！！！」
「きゃーっっっ///」

Aが両腕を曲げて驚く

「へへへ。びっくりした？」
「もぉ…グクぅ！！！驚かせるなんてヒドイ」

僕は両腕を曲げて「きゃーっっっ///」と叫んだ

「ちょっとグク？今の私のマネ？！」

今度は両手を腰に当て怒っている
僕はもちろんすぐに両手を腰に当て
「今の私のマネ？！」Aの声マネをした

「なぁに？それ。全然似てないしーーーだ！」

ふんっ。なんて顔をする。
もちろんすぐにマネをした

「しーーーーだ！！」

さぁ！A？！どう返す？
今度はどんな仕草をみせてくれる？？

Aが次にどんな反応をするか
それが楽しみなのに……

Aは怒ったのか
スタスタとレッスン室へ入り
メンバーが話してるところへ座り

「マフィン焼いたんです。みんなで食べてください。いつもお邪魔させて貰ってるお礼です」

バスケットに掛けてあったナプキンを取り
真ん中へ置いた

「わぁぁぁ！！うまそ～」
「これAちゃんが作ったの？お店で売ってるみたいだ～」

「皆さんのお口に合うと…いいんだけど//…」

「絶対うまいに決まってるって！腹へってたんだ～。さっそく食っていい？俺3個キープ！！」
「テヒョン…キープなんてしなくても…たくさんあるから…」

そして
あっ………と言う間にバスケットは空っぽになった

「あ！僕の分がない＞＜」
「お前来るのおせぇんだよ！残念だったな！」
「テヒョ二ヒョン！たくさん持ってるんだから一個頂戴！」
「やだよ！コレは俺のだ」

「………。ジミ二ヒョン、一口僕に……」
「悪りぃ…全部食った」
「………。ジンヒョ……食べ終わってるし…」

あぁ……どこにも残ってないよ。
僕も……食べたかったのに…

はぁ…と。肩を落とす僕に

「グーーク。グクには特別なの作ってきたよ。一緒に食べよう」

Aが
マフィンを二個差し出した