頼りない天使…2 (ページ3)

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いつかページ3

、

「グク～///」

「2人で過ごす時間はこれからたくさんある。あの日ついた傷もゆっくり癒していこうね」

「あの日の傷が癒えたら。触れられても平気になるかな？」

「きっとなるよ」

「明日癒えたらいいのに！私早くグクと手を繋ぎたいっ」

「必ずその日はくるよ。焦らないで」

「今日だって本当はグクに抱きしめて欲しかった」

「その日がきたら今まで傷ついた分抱きしめるから。それまで2人で待っていよう」

グクはずっと優しく笑って
私にそう言ってくれた

「グク。手…。握って？」
「いいよ。何時間でも握っててあげる」

まだ今はタオルケット越しだけど
いつか本当に手を繋げる日がきますように

「ねぇ。グクの手ってあったかいの？それとも冷たい？」
「それは触ってからのお楽しみ」
「えー。今知りたいのにー」

「A。膝枕してほしい」
「いいよ。頭も撫でてあげる」

Aは
膝に寝ている僕の頭を撫で

「グク。私もうすでに幸せかも」

柔らかく微笑んだ

「まだまだ。もっともーっとAを幸せにしてあげるから！なんてったって『世界で一番幸せ』にするんだから！」

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