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目を覚ますと、目の間に葛葉の顔面がドアップでうつった。

「!?」

一瞬国宝級の顔にビビるも、どうやら就寝中らしい。
片付けが終わったところでふたりとも寝落ちしたらしかった。
確かに、急に力仕事を行ったもんだから体も休みがっている。
少し筋肉痛な体を解した。

周りには取り出した脚本集の本やら、難しそうな海外の文学本で溢れている。
Aの肉親が遺した物。
これを使って小説の材料にしたり、参考にするのだ。

すると、スマホが振動する。
開けて見ると、黛さんだった。

「もしもし。どうしたんですか?」
『あ、ちょっとさ、近々こっちに来れない?』
「どうしたんですか?」
『良いものが当たったんだけど、あ、葛葉くんも一緒にね』
「どんな良いものなんです?」
『それ言ったら駄目でしょ。じゃ』
「はい、では」

電話を切ろうとした瞬間、下から伸びた手にスマホを奪われる。

「えっ、あ!葛葉、」
「もしもぉしまゆずみさあん??」
『寝起き?』
「んなこといいんスよ!俺とA付き合ってるんだからッ」
『ああはいはい』
「この前もAの可愛いところ教えてって言われて教えても全然反応…」
『じゃ』

そのまま部屋にはスマホの切れた音が響いた。

「葛葉、……酔ってる?」


「…酔ってませんチョット毒飲んでくる」
「ああ聞いてない!今の会話聞いてないよー!」
「ムリ」
「可愛いとこってあるんだね私!!?」
「おまえええええええッ!!!!」

▽→←▽



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作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - うさ公さん» お返事遅くなりすみません!暖かいお言葉ありがとうございます!続編も楽しみにして頂けると幸いです。 (2022年5月21日 22時) (レス) id: ae6a97f231 (このIDを非表示/違反報告)
うさ公(プロフ) - 作品の雰囲気がすごく素敵でした…ぜひ次の作品も楽しみにしています!!! (2022年4月13日 23時) (レス) @page50 id: 0335d724cc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 古葉優さん» わああありがとう!供給ざくざく…とはいかないけれど古葉さんと好み一緒で良かった!コメントありがとうございます! (2021年11月22日 20時) (レス) @page43 id: a02ef8a524 (このIDを非表示/違反報告)
古葉優(プロフ) - めっちゃ伸びてるねぇ!番外編需要しかないからもっとあげてくだちい (2021年11月22日 17時) (レス) id: e17acf9343 (このIDを非表示/違反報告)
えの(プロフ) - さとうさん» さとう様、コメントありがとうございます!そう言って頂きすごく嬉しいです!もう少々続きますので、お付き合い頂ければ幸いです。 (2021年8月10日 16時) (レス) id: 8daf7b0f5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えの | 作成日時:2021年5月17日 19時

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