No.9 ページ9
その日から、保健室にはシゲもついてくるように
なった
嫌って訳じゃない、はず…
〜保健室〜
大「Aちゃーん！！来たでぇー！！」
健「ちょっ、シゲ、保健室だから…」
「あ、健人くん、重岡くん！！」
大「おったおった！
Aちゃん聞いてや！！
俺今日の数学の授業で寝てたんやけど、
寝言言ってたらしくて、起きたら
クラスのやつらがめっちゃ笑っとってん！！
健人もやで！？
恥ずかしかったわー…」
「寝ちゃダメですよ？笑」
大「眠たいんやもん、しゃーないやん！？」
シゲとAちゃん、また楽しそう…
Aちゃんと話してるシゲは
いつにも増してきらきらしてる
あれ…
もしかしてシゲ…
「…くん？
け、…とくん？
…健人くん！！」
健「え、あ、ごめん…
なんだっけ？」
大「せやから、俺の寝言！
俺、何言っとったん？」
健「あぁ、
“オカン何やっとんねん！！
そんなメイド服誰が着んねん！
え！？俺〜！？”
って言ってた。」
大「俺どんな夢見とんねん！！」
「ふふっ
聞きたかったです、」
大「いや、聞かんでええわ！」
やっぱりAちゃんと話してるときと
俺のときで
ちょっと違う、
俺と話してるときも楽しそうにしてくれてるけど
Aちゃんのときはなんてゆーか、こう、
幸せそうなんだ。
大「あ、そろそろ戻らな！
ほな、また明日！」
健「じゃあね」
〜
だからちょっと確かめたいんだ。
きっと俺の勘違い、
そう思いたくて。
健「なぁ、シゲ
お前、Aちゃんのことどう思ってる？」
シゲには
何言ってんねん！友達やで？
って言ってほしかった。
それで俺が、好きって打ち明けて
ほな応援するで！
って言ってほしかった。
なのにシゲは
大「…好きやで、Aちゃんのこと。
健人も、やろ…？」
健「気づいてたんだ…」
大「そんなん見てればわかるわ。」
健「そっか…」
大「俺ら、ライバルやな！
どっちが先にAちゃんを惚れさせるか
勝負やで！！」
健「え、いや、でも…」
大「こんなことで俺、健人との仲は崩れへん
って信じてる。」
健「…わかった。勝負だ。」
悪いけど、シゲには譲らない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 159人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ウヅメ(プロフ) - チコさん» 楽しみにしていただけて嬉しいですし、今後のはげみになりました！！これからもこの小説をお願いします！ (2019年5月8日 22時) (
レス) id: 566d505578 (このIDを非表示/違反報告)
チコ - 今後どうなっていくのか楽しみです次回の更新も楽しみにしてます！ (2019年5月7日 14時) (レス) id: aa7295373f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ウヅメ | 作成日時：2019年4月30日 13時
