四十八話 ページ48
「……あの、良かったらAちゃんって呼んでも良いですか？」
『え、あ、はい！全然大丈夫ですよ！えと、私も咲希ちゃんって呼んでもいいですか？』
「はいっ！是非！」
可愛い笑顔で返事を返してくれる咲希ちゃん。本当に良い子で涙が出てきそうだ。
「あ、アタシ家あっちなので、また連絡しますね〜！」
『はい、ではまた』
手を振ってお互いの道を帰る。
咲希ちゃんを最初見た時はギャルだと思って怖い人だと決め付けていたが話してみると全然ただの優しい子だった。人は見かけによらないとはこの事か。
来週遊ぶ約束をして、それから咲希ちゃんだけではなくそのお友達とも遊ぶ事になった。楽しみだ、彼女からの連絡が待ち遠しい。
…あれ、連絡って、連絡先交換してたっけ？
まぁ、司先輩から連絡してもらえばいいかな
『ただいまー』
「あ、お邪魔してます。Aちゃんと会うのは家に来てくれたぶりかな？」
『……え、ええぇ！？え、絵名さん！？な、なんで…』
「あー…実は話せば長くなるんだけど、とりあえず荷物とか預かるよ」
『あ、あぁ…すみません、すぐ着替えてきます』
絵名さんに鞄を預けて私は急いで自室へと向かう。いや、何故鞄を預けてしまったのだろうか。咄嗟だった為直ぐに渡してしまったが、渡す理由はなかったのかも知れない。
私は自室に入ると、一旦心を落ち着かせて服を着替え始める。何故私の家に絵名さんが居るのだろうか。私がこの間絵名さんの家にお邪魔してしまったから、復讐的な感じで来たのだろうか。
私は服を着替え終えて、そのままリビングへと向かう。
リビングにはお母さんも居て絵名さんも居る、そこにはこの間お世話になった絵名さんのお母さん、そして彰人くんもいたのだった。
……幻覚見てるのかな？
『あの、え？』
「A、ごめんねぇ、東雲さん。お母さんのお友達なのよ〜」
『いやいや、聞いてないんだけど？』
「だって言ってないもの」
マジか、お友達って…確かにお母さんママ友作るの早いけどさ、こんなに早いとは思わないじゃん。逆に東雲家のお母さんも良く私のお母さんと仲良くなろうと思ったなぁ…
絵名さんは、そういう事なんだーという表情で苦笑いを浮かべている。彰人くんは私のお母さんが居るからか笑顔を浮かべていた。
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ゆき(プロフ) - なーたんさん» コメント返しが遅くなり申し訳ありません！そう仰って頂けてとても嬉しいです！いじめで言い返せる子って本当に凄いですよね、自分は言い返せないタイプなので尊敬します……！ (4月13日 17時) (
レス) id: 5c5f7b9393 (このIDを非表示/違反報告)
なーたん - むちゃ、面白い！いじめで、言い返せる子ってすごいと思うなの、私だけでしょうか？ (2023年2月11日 17時) (レス) @page45 id: 0d23686d6f (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - 人間彡。━ Maoさん» コメントが遅くなり申し訳ありません！少しずつですが、更新させて頂きます！ (2022年11月3日 16時) (レス) id: 5c5f7b9393 (このIDを非表示/違反報告)
人間彡。━ Mao(プロフ) - 最高です…更新待ってます…… (2022年8月20日 9時) (レス) @page15 id: 7602f203a6 (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - 灘奴やんさん» コメントありがとうございます！お言葉を頂き嬉しいですっ、ありがとうございます！ (2022年7月22日 7時) (レス) id: 5c5f7b9393 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翼 | 作成日時：2022年7月19日 2時
