五話 ページ5
「こはね〜！お待たせ」
「あ、杏ちゃん……と…えっと……」
『あぁ、初めまして。AAです』
「今日転校してきた子なんだ」
「そ、そうなんだ…あ、えっと…あ、小豆沢こはねです…！よ、よろしくお願いします…！」
『よろしくお願いします』
白石さんに連れていかれたのは先程から校門前に居た宮女の制服の女の子。名前は小豆沢こはねさん。小柄でとても可愛らしい子だ。見た感じ、ここの4人は知り合いか何かなのだろう。
「で、こはね…何でわざわざここまで来たの？向こうで待っててくれれば良かったのに」
「実はね、今日学校が早く終わって…1人で居ても多分楽しくないし、それなら杏ちゃん達と居る方が楽しいかなって」
小豆沢さん…この子、めっちゃ可愛いんだけど？え、流石宮女って感じ！
あまり関係無さそうな事を考えながら小豆沢さんと白石さんの会話を聞く。どうやら何処かで待ち合わせをしていたみたいだが、小豆沢さんがそのまま私達の学校に来てしまったみたいだ。
遊ぶ約束をしていたなら私はもう帰ってもいいのだろうか。白石さんに聞くと、急に付き合わせて悪かったの事ともう帰っても大丈夫だと言う許可が出た。私は白石さん達をお礼言ってルンルン気分で帰ろうとしていた時。
「あ、もう夜も遅いし。彰人と冬弥、Aちゃん送ってあげて！」
「…なっ」
「それは構わないが、白石と小豆沢は？」
「私達なら先に向こうに行ってるから、Aちゃんを送った後来てくれたら」
「あぁ、分かった」
青柳くんの了承でき待ってしまったが、あの彰人くんのとても嫌そうな顔を見ると本当に申し訳ない事をしてしまった気がする。
すると彰人くんが青柳くんに何やらコソコソを話をしだした、勿論小声だった為何を言っているか聞こえなかった。
『えっと……』
「A、彰人が変でも何も突っ込まないでやって欲しい」
『え、あ…はい。』
急にそんな事を言われても困惑する他ない。多分特に気にしなくていい事なのだろうが、変と言われるとまた気になる所もある。
「冬弥、余計なこと言わなくていいって」
「ずっとそれで続けるのもしんどいって話をしてきたのに？」
「わざわざAに言えなんて言ってないだろうが」
「でも、最初に言っておかなければAが吃驚してしまうと思って……」
「だからってなぁ…」
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ゆき(プロフ) - なーたんさん» コメント返しが遅くなり申し訳ありません！そう仰って頂けてとても嬉しいです！いじめで言い返せる子って本当に凄いですよね、自分は言い返せないタイプなので尊敬します……！ (4月13日 17時) (
レス) id: 5c5f7b9393 (このIDを非表示/違反報告)
なーたん - むちゃ、面白い！いじめで、言い返せる子ってすごいと思うなの、私だけでしょうか？ (2023年2月11日 17時) (レス) @page45 id: 0d23686d6f (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - 人間彡。━ Maoさん» コメントが遅くなり申し訳ありません！少しずつですが、更新させて頂きます！ (2022年11月3日 16時) (レス) id: 5c5f7b9393 (このIDを非表示/違反報告)
人間彡。━ Mao(プロフ) - 最高です…更新待ってます…… (2022年8月20日 9時) (レス) @page15 id: 7602f203a6 (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - 灘奴やんさん» コメントありがとうございます！お言葉を頂き嬉しいですっ、ありがとうございます！ (2022年7月22日 7時) (レス) id: 5c5f7b9393 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翼 | 作成日時：2022年7月19日 2時
