三十話 ページ30
そういえば最近私の中でも少しずつタメ口が出てきている気がする。東雲くんもそうだが、昨日草薙さんに向かってもタメ口を使っていた気がするのだ。
皆タメ口だからつられてるのかな…
うーんと考えている間にもう家へと着いてしまった。
『冬弥くん、いつもありがとう。家反対方向なのに…』
「俺が好きでしている事だ、気にしないでほしい。それに…好きな人を夜1人で帰らすのは良くないだろう？」
『え？』
冬弥くんはそう言い残し「じゃあ、月曜日」と言って帰って行った。一旦落ち着こう、自意識過剰かも知れないが、今冬弥くんは私の事を好きと？？いや、あくまで好きな人を夜1人で帰らせては危ないという例えかも知れない。
混乱しながらも私は『ただいまー』といい家の玄関扉を開ける。正直、冬弥くんにそう言われた時少しドキッとした。一瞬私の事かな、と思い込んだがよくよく考えてみると、冬弥くんのような神高のイケメンと言われている人が私の事を好きなど有り得ない。
…うん！！だからあれは、例えだな！
そう自分に言い聞かせて、私は自分の部屋へと向かう。
自分の部屋に着き、クローゼットを開け、制服から服を着替えた後、自分の中でもお洒落だと思う服をいつくか選んで写真を撮る。そしてそれを瑞希へ送る。
すると家のインターフォンが鳴った、お母さんが出てくれると思い無視して瑞希の返事を待つ。
明日絵名さん…東雲家に遊びに行くんだし、ちゃんとした格好しとかなきゃ…
するとすぐに瑞希から返事が帰ってきた。
「このチェック柄のワンピめっちゃ可愛いじゃん！多分まだ肌寒いと思うし、それにその白のカーディガン羽織って行ったらバッチリだよ！」という返事。
確かにその組み合わせ方もあるのか…と勉強になるくらい瑞希の提案は最高だった。
私は瑞希に『ありがとう！そうするね！』と返事をして、夕食を食べにリビングへと向かった。
『え？なんで居るんですか！？』
「お！A！今日の朝ぶりだな！」
「お邪魔してるよ、Aくん」
「A、いつの間にこんなカッコイイ人達と仲良くなったの？」
『いや、先輩です。』
というか何故いるのだろうか。普通に私の家に彼らが居ることに脳が追いついてくれない。
『何しに我が家へ？』
「えむから伝言を受け取っていてな！それを伝えるために来たんだ！」
『絶対それスマホで出来たこ…あ、交換してないんだった…』
「今からでも交換するかい？」
『…はい』
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ゆき(プロフ) - なーたんさん» コメント返しが遅くなり申し訳ありません！そう仰って頂けてとても嬉しいです！いじめで言い返せる子って本当に凄いですよね、自分は言い返せないタイプなので尊敬します……！ (4月13日 17時) (
レス) id: 5c5f7b9393 (このIDを非表示/違反報告)
なーたん - むちゃ、面白い！いじめで、言い返せる子ってすごいと思うなの、私だけでしょうか？ (2023年2月11日 17時) (レス) @page45 id: 0d23686d6f (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - 人間彡。━ Maoさん» コメントが遅くなり申し訳ありません！少しずつですが、更新させて頂きます！ (2022年11月3日 16時) (レス) id: 5c5f7b9393 (このIDを非表示/違反報告)
人間彡。━ Mao(プロフ) - 最高です…更新待ってます…… (2022年8月20日 9時) (レス) @page15 id: 7602f203a6 (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - 灘奴やんさん» コメントありがとうございます！お言葉を頂き嬉しいですっ、ありがとうございます！ (2022年7月22日 7時) (レス) id: 5c5f7b9393 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翼 | 作成日時：2022年7月19日 2時
