十八話 ページ18
『す、凄かったぁ…！』
フェニックスワンダーランドでの、彼等のワンダーショーは言葉に出来ないくらい凄かった。大人から子供まで楽しめる内容で、演技は勿論、小道具まで全てが繊細に作られていた。
「凄かったね！ワンダーショー」
『だね、杏ちゃんも見に来て欲しかった』
「また次会ったら杏ちゃんも誘って行こう」
『うん！』
観客の人達が帰るのを見計らって、私達は天馬先輩と神代先輩達の居るステージ裏へと回った。勿論、連絡を取って許可も貰っている。
ステージ裏では天馬先輩が嬉しそうに今回のショーの感想を聞いてきた。私とこはねちゃんは自分達が思った感想を一生懸命に述べると「当たり前だろう！」と自信満々。神代先輩も嬉しそうに感謝してくれた。
「司くーん！！」
「どわぁ！？えむ！？」
「司くん、今日のステージ皆ニコニコして見てくれてたよ！キラキラ笑顔で寧々ちゃんも喜んでた！」
「そ、そうか！それは良かったな！だけど、えむ。急に後ろから突撃してくるのはやめろ、吃驚するだろう！」
「えへへ、はーい！」
……え、この子可愛い。確かこの子もさっきのステージに出てた役者さんだよね？演技が上手くてとても可愛い子だなって思ってたんだけど
「あれぇ？新しいお友達？」
「あぁ！えむに伝えるのを忘れていたな、オレの後輩のAだ！仲良くしてやってくれ！」
「勿論、僕の後輩でもあるけどね」
『あ、AAです！今日のショーとても良かったです！演技とか、勿論良かったですし。それ以外にも、小道具とかステージとかも何もかもが繊細に作られていて、頑張っているんだなっていう…全てに一生懸命な気持ちが伝わってきました。今日は良いステージを見させて頂いてありがとうございます！』
「……あたし、えむ！鳳えむ！Aちゃん！友達になろう〜！ショーの事いーっぱい褒めてくれてありがとう！司くんも類くんも寧々ちゃんもあたしもとーっても嬉しいよ！」
『あ、は、はい！よ、よろしくお願いします、えむさん！』
「えむでいいよ〜っ！よろしくね、Aちゃん！」
握手をされ手をブンブンと振られる。元気で明るい子だな、と心が少し暖かくなった。えむちゃんは私に挨拶をした後に、もう1人呼んでくると言って舞台裏へと戻って行った。
少しすると何やら少し嫌がっている声が聞こえてきた。
「……ちょっ…、えむ…！」
「寧々ちゃん！新しい子がいるの〜！挨拶しようよー！」
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ゆき(プロフ) - なーたんさん» コメント返しが遅くなり申し訳ありません！そう仰って頂けてとても嬉しいです！いじめで言い返せる子って本当に凄いですよね、自分は言い返せないタイプなので尊敬します……！ (4月13日 17時) (
レス) id: 5c5f7b9393 (このIDを非表示/違反報告)
なーたん - むちゃ、面白い！いじめで、言い返せる子ってすごいと思うなの、私だけでしょうか？ (2023年2月11日 17時) (レス) @page45 id: 0d23686d6f (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - 人間彡。━ Maoさん» コメントが遅くなり申し訳ありません！少しずつですが、更新させて頂きます！ (2022年11月3日 16時) (レス) id: 5c5f7b9393 (このIDを非表示/違反報告)
人間彡。━ Mao(プロフ) - 最高です…更新待ってます…… (2022年8月20日 9時) (レス) @page15 id: 7602f203a6 (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - 灘奴やんさん» コメントありがとうございます！お言葉を頂き嬉しいですっ、ありがとうございます！ (2022年7月22日 7時) (レス) id: 5c5f7b9393 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翼 | 作成日時：2022年7月19日 2時
