十七話 ページ17
次の日、今日は天馬先輩と神代先輩が出演している公演を見に行く。何時も通りの普段着でもいいかもしれないが、せっかくの休みそして初めてこはねちゃん達と学校以外で会うため少しはお洒落をした方がいいのかと色々迷った結果。
『本当にごめんなさい！！』
「だ、大丈夫だよ、そういう時もあるから！」
遅刻した。今回は彼女の励ましのおかげでとりあえず遅刻の件を忘れる事が出来た。本当は覚えておかなければならないけれど、今日は沢山楽しむと決めた為そんなことは言ってられない。
こはねちゃんと一緒に、東雲くんと青柳くんと約束している集合場所へと向かう。私が少し遅れた上にメソメソしていたから元々計算されていた時間が少しズレてしまっている。
時計を見ながら、彼らのいる元へと向かうと2人は何やら楽しそうに話している。そして初めて彼らの私服を見たが、流石と言ってもいい。似合っている。自分を完全に理解していないと着れない服では？
「ごめんね、お待たせ」
「何してたんだよ」
『いや、本当に申し訳ないです…』
「彰人。2人も悪気はないんだし許してあげたらどうだ？」
「遅刻に悪気があったらそれはそれで問題だろ」
かなりお怒りの様子の東雲くん。彼には今度パンケーキを奢って許してもらおう(絵名さん情報)。青柳くんはこの場を纏めるようにして、私達を先導してくれるみたいだ。
初めての友達とのお出かけ。本当に楽しみだ。
『ええ、凄い！！』
「ふふっ、Aちゃん楽しそう」
『あ、ご、ごめんね、はしゃいじゃって』
「ううん、大丈夫だよ！そっか、Aちゃんはここに来るのも初めてだもんね」
遊園地？テーマパーク？
ここに引っ越してきて以来、そういう場所に来た事がない。元々は家族で行こうだとか話をしていたが、抜け駆けして友達と来てしまうとは。
「天馬センパイ迎えに来そうだな…」
「そうだと嬉しいな」
「それはお前だけだろ」
「おーい！！こっちだ！！」
「来たし…」
遠くから大声を出してこちらに向かって手を振っている天馬先輩の姿が目に映る。その隣には神代先輩も居るようで、2人ともショーで披露する衣装を身にまとっていた。
何時とは違う先輩達の面が見れてとても嬉しく思う。
「本当に来てくれたんだな！」
「おはよう、皆来てくれてありがとう。そしてようこそ、フェニックスワンダーランドへ」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
投稿が遅れて本当に申し訳ないです。
また投稿を再開していきます
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ゆき(プロフ) - なーたんさん» コメント返しが遅くなり申し訳ありません！そう仰って頂けてとても嬉しいです！いじめで言い返せる子って本当に凄いですよね、自分は言い返せないタイプなので尊敬します……！ (4月13日 17時) (
レス) id: 5c5f7b9393 (このIDを非表示/違反報告)
なーたん - むちゃ、面白い！いじめで、言い返せる子ってすごいと思うなの、私だけでしょうか？ (2023年2月11日 17時) (レス) @page45 id: 0d23686d6f (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - 人間彡。━ Maoさん» コメントが遅くなり申し訳ありません！少しずつですが、更新させて頂きます！ (2022年11月3日 16時) (レス) id: 5c5f7b9393 (このIDを非表示/違反報告)
人間彡。━ Mao(プロフ) - 最高です…更新待ってます…… (2022年8月20日 9時) (レス) @page15 id: 7602f203a6 (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - 灘奴やんさん» コメントありがとうございます！お言葉を頂き嬉しいですっ、ありがとうございます！ (2022年7月22日 7時) (レス) id: 5c5f7b9393 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翼 | 作成日時：2022年7月19日 2時
