5BET ページ7
《第一試合》
浦田：100 A：100
「早速始めようか。賭ける金額はAさんが決めていいぜ？」
机を向かい合わせにして、付属の椅子に腰をかける。先程から表情を一切崩さない浦田さんは、私にチップを何枚賭けるか聞いてきた。
『そうですね……。まずは小手調べ。チップ二枚でお願いします』
私はチップの山からチップを二枚取ると、机の真ん中に置いた。
「分かった。チップ二枚だな？」
それに合わせて、浦田さんもチップを二枚出す。一枚一万のチップが二枚だから、今回の賭け金は二万。まぁまぁと言う所だ。
そして浦田さんはクラスを見回し、
「んじゃみんな、ジャンケンの手を投票してくれ」
浦田さんの合図により、私と浦田さん以外のクラスメイトが、紙に絵を書き始め投票箱に投票し始めた。もちろん、こちらからは皆が何を書いているか見えない。
数分すると、全員の投票が終わったようで、あるクラスメイトが投票箱を私の所に持ってきてくれた。
「そこから三枚、自由に引いてくれ」
『分かりました』
浦田さんに言われた通り、三枚紙を取る。取ったあとその手札を見る。
グー グー パー
(ほー。チョキ無しか……)
チョキが無いと言う事は、投票箱にチョキは少なめに入っている？
と言う事は、パーを出しておけばまず負けないはずだ。
私が考えている間に、浦田さんも手札を引き終わったようだ。
「せーのでお互いに手札を出そう。準備はいいか？」
『もちろん』
「じゃ、せーの！」
互いに手札を机の上に叩きつけるように置いた。
浦田：グー A：パー
『おっ！』「あっ！」
私の勝ちだ。なるほどなぁ、そう言うゲームなのか……。
『私の勝ち！ですね』
「おめでとうAさん。これでゲームの要領は分かっただろ？」
浦田さんは私と彼とで賭けていたチップ合計四枚を、私の前に置いた。
私はそれを自分のチップの山に重ねる。
「さ、二試合目に行こうか。何枚賭ける？」
相変わらず何かをねらっているような目でこちらを見ている浦田さん。
『そうですねぇ……。じゃあ』
私はチップの山に手を伸ばし、縦に積まれたチップを浦田さんの前にスライドして置く。
『チップ、50枚』
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神谷朱里(プロフ) - ノンさん» ありがとうございます！ (2019年8月4日 8時) (
レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - ヤバいヤッパリ最高です！更新楽しみにしてます！がんばってください！ (2019年8月3日 19時) (レス) id: ae4edb19df (このIDを非表示/違反報告)
cocoa - 神谷朱里さん» 更新頑張れ！新作も見に行くね！ (2019年7月31日 0時) (レス) id: 21fbf65f4f (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - ここあだ！ありがとう！更新頑張るぜ(^o^)v (2019年7月29日 7時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
cocoa - Twitterから来ちゃった！！そらるさんがなんて言ったかちょー気になる……これからも更新頑張ってね！ (2019年7月28日 15時) (レス) id: 21fbf65f4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまのじゃく x他1人 | 作成日時：2019年5月11日 22時
