43BET ページ45
《第四試合》
A：9 志麻：14 まふ：9 天月：8
現在、私達のチームの方が有利だ。志麻はご機嫌そうにチップを片手間に遊び始めた。
一方まふ月チームは、お互いに目を合わせると、私にしか分からないくらいに少しだけ頷いた。直後、相川くんは真剣な表情となり、天宮くんは口元だけ笑っており目は不気味に細められているという、なんだか先が読めないような展開になってきた。
そして、ディーラーからまたトランプが一枚配られる。私は二人を不審に思いながらも、そのトランプを見た。『♤5』か。
次に自分が見ない方のトランプが配られる。私達はそれを頭上に掲げた。
志麻は『♧6』だ。私は志麻の手のひらにそれを書いた。志麻からも私のカードが伝えられる。私のカードは……『♧5』！ペアだ、勝負に出よう。
「では、月崎さんからチップをお賭けください」
「俺は
『私は三枚、ベット』
「んー、僕も
「僕は……レイズ」
相川くんはチップを六枚出した。彼の手持ちチップは現在9枚。その内の6枚出すという事はよほど自身があるのだろう。
向かいに座る相川くんを見ると、ニコリと微笑まれた。
「A先輩。この勝負、ノりますか？オりますか？」
そう聞かれて戸惑った。相川くんはきっとペアで揃っている。
ポーカーの数字の強さは、Aが一番強く、K Q J 10 9……3 2と弱くなっていく。
私は5のペア。相川くんの方が強い数字で揃っている確率が高い。
ここは……
『ごめん志麻、
「しゃーない、懸命な判断や」
「この勝負、相川真冬の勝利！」
私がベットした三枚のチップは、相川くんの手持ちになってしまうが、コールして六枚持っていかれるよりマシだ。
すると相川くんは俯き、くくくと肩を揺らし笑い始めた。何がなんだか分からない私は、彼の様子を見ていると、相川くんは思いきり自身のトランプを裏返しテーブルに叩きつけた。
『♢A』『♤7』
『なっ、ブタ！！？』
「あっはっは！！見事に引っかかりましたねA先輩！僕の
相川くんは愉快そうにテーブルをバンバン叩きながら笑っている。志麻は苦虫を噛み潰したような苦い顔をしていた。
「さぁさぁA先輩。
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神谷朱里(プロフ) - ノンさん» ありがとうございます！ (2019年8月4日 8時) (
レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - ヤバいヤッパリ最高です！更新楽しみにしてます！がんばってください！ (2019年8月3日 19時) (レス) id: ae4edb19df (このIDを非表示/違反報告)
cocoa - 神谷朱里さん» 更新頑張れ！新作も見に行くね！ (2019年7月31日 0時) (レス) id: 21fbf65f4f (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - ここあだ！ありがとう！更新頑張るぜ(^o^)v (2019年7月29日 7時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
cocoa - Twitterから来ちゃった！！そらるさんがなんて言ったかちょー気になる……これからも更新頑張ってね！ (2019年7月28日 15時) (レス) id: 21fbf65f4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまのじゃく x他1人 | 作成日時：2019年5月11日 22時
