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「神谷A……。うらたさんやさかたんだけで無くセンラくんまで……」
「このまま野放しにはしておけないよねー」
生徒会室では、白髪の青年とニット帽の青年が話をしていた。ニット帽の青年の表情は穏やかだが、一方で白髪の青年は顔をしかめて、神谷Aの生徒情報が載っている紙を見ていた。
「もうすぐ、生徒会が開催する《公式戦》が始まる。そこで、神谷Aを……退学にする」
「A！お昼食べよー！」
『うん棗！中庭行く？』
行くー！と無邪気に笑う棗と、お弁当箱を持って教室を出た。今日は外も晴れているし、お外でランチ日和だ。
ふいに廊下で折原くんとすれ違った。友達といた折原くんは、私に話しかける事なくウインクをしてきたので、私は小さく手を振っておいた。
折原くんからキス(ほっぺ)された後、少し気まずかったけど、渉と坂田くんとも仲が良く、彼らの絡みを見ていると、次第とそんな気持ちも薄れていたのだ。
「おーい、96ちゃーん！」
「ん、あまちゅ！」
また別の所から、ニット帽を被った青年が手を振ってこちらに駆け寄ってきた。ニット帽は赤を基調として、星や月があしらっており、とても可愛らしいデザインだった。
「ちょっと話あるから、いいかな……？」
「あぁうん。ごめんA！先行ってて！」
『いいよ、ゆっくり話してきて』
廊下で棗と別れた私は、一人で中庭に向かっていた。中庭は、みんな外に出るのが面倒なのか人があまり居らず、私達にとっては気を使わない居心地のいい場所となっていた。
私は中庭に出て、座れそうな場所を探す。人もいないし、木陰もあるし、あそこのベンチでいいかな。なんて考えながらそこまで歩いていると、急に腕を引っ張られた。
『きゃ！』
私は植え込みに倒れ込んだ。背中には土と草の感触。どうやら仰向けに倒れてしまったらしい。
うっすらと目を開けると、目の前には晴天の青空……ではなく、白髪がよく似合う青年が、私に覆いかぶさる形で馬乗りになっている。
青年は依然私の腕を掴んだまま、それを地面に押し付けて動けないようにしていた。彼は目を細め笑う。
「……こんにちは、ビッチせーんぱい？」
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神谷朱里(プロフ) - ノンさん» ありがとうございます！ (2019年8月4日 8時) (
レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - ヤバいヤッパリ最高です！更新楽しみにしてます！がんばってください！ (2019年8月3日 19時) (レス) id: ae4edb19df (このIDを非表示/違反報告)
cocoa - 神谷朱里さん» 更新頑張れ！新作も見に行くね！ (2019年7月31日 0時) (レス) id: 21fbf65f4f (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - ここあだ！ありがとう！更新頑張るぜ(^o^)v (2019年7月29日 7時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
cocoa - Twitterから来ちゃった！！そらるさんがなんて言ったかちょー気になる……これからも更新頑張ってね！ (2019年7月28日 15時) (レス) id: 21fbf65f4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまのじゃく x他1人 | 作成日時：2019年5月11日 22時
