25BET ページ27
「どう？A。学校生活にはもう慣れた？」
坂田くんとのギャンブルから一週間。あれから大きなギャンブルはしていない。というかギャンブル以外にも普通に授業とかあるので、何気ない日常を過ごさせてもらっている。
一日の授業を終え、私が教科書やらをまとめていると、渉が話しかけてきた。
『うん、まぁまぁ慣れてきたよ』
「それは何より」
坂田くんと毎日登校してるから道にも迷わないし、棗とはお昼ごはんを食べているし、移動教室も一緒に行ってくれる。
「何かあったら言うんだぞ？」
『分かった、ありがとう渉』
そういえば、最近渉もなんだか優しい気がする。この前なんて、先生に頼まれて大きめのダンボール運んでたら「持つぞ」とか言って持ってくれたし。初めの印象とだいぶ違うなぁ。
「ところでさ、放課後あいてる？」
『放課後？』
「一緒にお茶しない？奢るからさ」
鞄を持ってそう誘ってくれる渉。私は机の中に隠していた手紙をちらりと見る。そう、今日朝学校に来たら下駄箱に入っていたのだ。中を見てみたら、『放課後、校舎裏に来て』とだけ書かれていた。差出人も分からない。
渉とのお茶も行きたいが、こちらの方が先約なので、
『ごめん、今日ちょっと用事があるんだ』
と断った。
「じゃ、しょうがねぇな。また明日！」
渉はそのまま教室を出ていくと、教室の前で月崎くんと合流して一緒に帰っていた。棗にも先に帰っていてくれと伝えて、私は校舎裏へと向かった。
少しだけ薄暗い部屋の中、かなり大きなギャンブルが行われていた。片方だけ長い綺麗な金髪を揺らし、口角を三日月のように吊り上げる青年は、
「あぁ、一気に多額の金が動くこの感じ。たまんなく好きやわぁ。……ね、もっと俺を、ゾクゾクさせて？」
興奮に満ちた声をもらし、ギャンブルをしていた。
「よっわ。やっぱ強い奴としないとゾクゾクせぇへんなぁ」
金髪の青年に負けた対戦相手は泣き崩れた。それもそのはず、賭けていた金額は億単位。しかし対戦相手を負かしても見向きもせず、彼は次のギャンブルの事を考えていた。
「あ、そうや！次はうらたんと坂田を負かした、
………神谷A先輩とやろっと♪」
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神谷朱里(プロフ) - ノンさん» ありがとうございます！ (2019年8月4日 8時) (
レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - ヤバいヤッパリ最高です！更新楽しみにしてます！がんばってください！ (2019年8月3日 19時) (レス) id: ae4edb19df (このIDを非表示/違反報告)
cocoa - 神谷朱里さん» 更新頑張れ！新作も見に行くね！ (2019年7月31日 0時) (レス) id: 21fbf65f4f (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - ここあだ！ありがとう！更新頑張るぜ(^o^)v (2019年7月29日 7時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
cocoa - Twitterから来ちゃった！！そらるさんがなんて言ったかちょー気になる……これからも更新頑張ってね！ (2019年7月28日 15時) (レス) id: 21fbf65f4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまのじゃく x他1人 | 作成日時：2019年5月11日 22時
