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51話【見つけろ、レア鉱石!】 ページ9

「新人、集まれー」


不法侵入者襲撃から何日か経ったある日。


騎士団員全員で訓練をしていると、うらたさんから声をかけられた。
各々駆け足でうらたさんの所に集まる。



「明日から、お前らには遠征に行ってもらう」

「『「え、遠征!!?」』」

「そ。ちょっと遠いけど、ヤッカ村まで」



ヤッカ村はこのノルディ城下町から馬車で行っても二日はかかる場所にあり、果樹園が有名な小さな村だ。



「何するんそんな所で……」



さかたんが不思議そうに聞く。



「正確に言えば、ヤッカ村の近くにある洞窟に行ってもらう」

「えー、ますます分からんのやけど」

「お前ら、いつまでも借り物の武器じゃカッコつかねぇだろ?」



うらたさんは私達が訓練で使っていた、武器庫の武器を指さして言う。



「洞窟で鉱石とって、こっち持ち帰ってきて武器にしてもらう!その為の遠征!」



自分の武器かぁ!
そういえばまふくんもそらるさんも、先輩方はみんな自分の武器を持ってるんだよなぁ。



「期間は一週間。馬車で行き来してもらうから、まぁ実質洞窟に行けるのは三日かな。移動中は野宿で、村についたらヤッカ村の宿に泊まれるように手配してあるから」

「えー、うらたん、流石に男女で野宿はヤバイんちゃいます?w」

『うわー変態センラだー(棒)』

「Aちゃん酷いわぁ♡」

『うわきも』

「ガチトーンで言わんといてーや……」



軽く凹んだセンラを置いといて、遠征の資料をもらった。

いつもは四人班での行動だが、今回は特別に六人班での行動らしい。


新人メンバーは、私、佳代ちゃん、悟さん、さかたん、センラ、天月さんの六人。


自分の武器が持てるだなんて夢みたいだ。
明日から楽しみだな。









そしてこれが、ものすごく大変な遠征になるとは、私達は知らなかった。

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ラッキー歌い手×曲

まふまふ×廃墟の国のアリス


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闇月 神楽(プロフ) - 神谷朱里さん» ありがとうございます! (2019年9月14日 19時) (レス) id: f014fb0182 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - シリーズ最初はパスワードにさせていただきましたが、4は閲覧できると思いますよ。ご迷惑おかけしてすみません (2019年9月14日 19時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
闇月 神楽(プロフ) - シリーズの最初と4をパスワードにしたんですか? (2019年9月14日 18時) (レス) id: f014fb0182 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - sinさん» ありがとうございます!こう言う事に自分の考えを持っているのが大切だと思っているので。お褒めいただき嬉しいです(^_^) (2019年5月13日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
sin(プロフ) - こういう風に物事の良し悪しみたいなのをしっかりと言えるのがすごいと思いました。小説楽しんで読ませてもらってます。これからも頑張って下さい。 (2019年5月13日 1時) (レス) id: 1b526b8ebe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱里 | 作成日時:2019年3月21日 9時

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