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15話【新人オリエンテーション】 ページ17

「全員揃ってるな」


うらたぬきさんは六人を見渡すようにして言った。試験の翌日、つまり今日。私達はもう一度お城に集められていた。

そして一つ言わせて。





な ん で 肩 に た ぬ き 乗 っ て る の





「ふっ、Aちゃんさぁ。絶対なんでたぬきがって思ったやろwww」

『坂田さん、心を読む術でも会得したんですか』

「楽しそうやなぁ。お二人さん♪」


後ろから急に声がしたので、私は驚いて振り向いた。後ろに立っていたのは、紫色の髪の毛で、目の下にほくろのある男の人。この人、昨日うらたぬきさんのたぬきを預かってた人だ。


「まーしぃ!急に後ろから来んといてぇや!びっくりしたわ!」

「悪い悪い」


まーしぃ、と呼ばれた人は少し笑って謝罪した。うらたぬきさんはまーしぃさん(?)をぎろりと睨む。


「まーしぃ遅い。コロス」

「うらさん、ごめんって。道に迷ったんだよ」

「お前もうここ来て一年経つだろ」


呆れたようにうらたぬきさんは言った。まーしぃさんはうらたぬきさんの所まで歩いていくと、私達の方に向き直った。


「こんにちはー。新人の教育係を命じられました、志麻中佐です。よろしくねぇ」

「と言うわけだから、あとはこいつに頼むから、分からないこと全部こいつに聞いて」

「じゃ、俺用事あるから」とうらたぬきさんは城内へと行ってしまった。


ん?まーしぃ?志麻?どっちが本当の名前なんだろう。とりあえず坂田さんも呼んでるし、まーしぃさんで良いか。


「じゃあ早速……っと」


まーしぃさんは私達に何か投げてきた。私はそれをキャッチし、よく見てみる。

それは、騎士団の人が着る専用の服だった。

上は動きやすいようになっていて、右腕には騎士団のシンボルがついている。下は普通のズボンで、靴はスネまである茶色いブーツ。ズボンの裾はブーツに入れてスタイリッシュな感じにするらしい。


「更衣室案内するから、それに着替えよー!」

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神谷朱里(プロフ) - いちごさん» "こん"です!長細い棒だと思っていただければ大丈夫ですよ! (2019年6月16日 8時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 天月の武器の漢字どうやって読むんですか? (2019年6月16日 3時) (レス) id: 6c34888bc6 (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - はい!!よろしくお願いします!!(^.^)(-.-)(__) (2019年3月11日 15時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - これからもよろしくお願いしますね! (2019年3月10日 23時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - 初投稿だったんですか!!とてもそのように見えなくて驚きました!!更新が遅いのはしょうがないですよ!色々用事もあると思うので! (2019年3月10日 21時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱里 | 作成日時:2019年3月5日 9時

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